表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/132

第112話 GWは凪さん強化週間にするらしい

「凪さん今朝はスーツでバッチリですね」

「ええ、涼一くんを送ったらそのまま打ち合わせに」

「やっぱり忙しくなっちゃうんだ」「だからゴールデンウィークは涼一くんとの仲良し強化週間ね」


 その言葉に僕と腕を組む景香お姉ちゃん。


「だったら私は3年間、強化週間よ」

「いや強化って」「6年分を取り戻すの、ね?」

「とは言っても、あと3年だよね」「結婚すればあと60年以上よ」


 取り戻し過ぎだよ、

 ただ、そう考えると僕は選んだ相手と、

 一生を伴にする覚悟が必要だ、15歳なりに。


(もちろん、やり直しは出来るだろうけど……)


 現に凪さんはやり直しでここへ来ている、

 そして本人は知らないだろうけど景香お姉ちゃんとも、

 ある意味ではやり直し……を僕は受け入れるかどうかという話なんだけど。


「HEY! リョーイチお先~」

「あっケイさん、ママチャチで行っちゃった」

「リョーちゃーーん!!」「陽菜ちゃんまでバイクで」「はいこれ」


 丸っこいのを投げてきた!


「リョウイチ、イツモ、イッショ」

「あっゼロ! ということは」「はい~、今日は奪われないで下さいね~」

「れいさん、いいんですか仕事中に」「電話が来たら~、ちゃんと受けますよ~」


 まったく何をしているのやら。


「「遠藤くーん!」」


 あっ、今日は景香お姉ちゃんのクラスメイトでお友達、

 本間さん、石原さんが僕に声をかけてきた、いつもは景香お姉ちゃんになのに!


「ど、どうも、おはようございます」

「そういえばゴールデンウィーク、どうするの?」

「私たちそれぞれ部活なんだけど、ねえ景香」「私もちょくちょく誘われててー」


 あー巻き込まれるうううぅぅぅ……


「僕も僕でそれなりに予定が」「景香と?」

「私は涼一に付き合いたいけど」「涼一くんと付き合いたいって?」

「んもう志保、ひろみ……涼一、部活の助っ人の無い日は空いてるから、スケジュール決まったら教えるね?」


 やはり近さという意味ではアドバンテージは景香お姉ちゃん、

 年齢も、クラスも、血も、そしてこれまでの関係も一番近い、

 でも景香お姉ちゃんは知らない、決定的にとんでもなく分厚い壁を作った、あの事件を……。


(本当に言わなくて、いいのかな)


 僕が距離を詰めたいなら言うべき、

 かも知れないけど僕からは言いたくない、

 まあ僕にまったく非が無い訳じゃ、いや考えるのはよそう、思い出したくない。


(となると、僕の『景香お姉ちゃんルート』は、無くなっちゃうんだよなあ)


 その場合、

 やはり一番近いのは凪さんか、

 気を使って距離を少し取ってくれている。


「ごめん景香お姉ちゃん、メイド長ともうちょっと話すよ」


 と、腕が組めるくらい隣へ。


「良いんですか坊ちゃん」

「あ、ごめん、僕がメイド長なんて言っちゃったからその口調に」

「メイドチョウ、カッコイイ、ステキ、メガネハドウシタ」「こらゼロ!」


 しゅたっと装着した凪さん。


「これでいかがでしょうか」

「うん、まさしく女社長って感じ」

「……褒め言葉ですよね?」「凪さんが素敵ってことですよ」


 ってこの会話、

 景香お姉ちゃんやその友達には聞こえてないよね?

 心なしかちょっと照れてくれているような、9歳も年上なのに。


「しっかり勉強して下さいね」

「はい、わからない所は教えて下さい」

「私で教えられる部分でしたら、いくらでも」


 という会話をしていたら学校に到着。


『ブッ、ブーーッ!!』


 あっ、見慣れた車がやってきた、

 そして運転しているのは、もちろん……


「ふふ、涼一君」

「あっ、えみとさん!」

「社長を回収に来たわ」「じゃあ涼一くん、行ってらっしゃい」


 そして、えみとさんの運転する社用車へ。


「みんな行っちゃったなあ」

「リョウイチ、ワタシハ、イルヨ!」

「うん、ゼロは一緒に行こう」「ヤッター!」


 いやほんと、

 最初は朝の先導って必要?

 とか思ったけど、これはこれで楽しいや。


「涼一!」

「あ、景香お姉ちゃん、それじゃっ!」

「んもう」「景香、大丈夫?」「逃げられちゃったけど」


 ……逃げたんじゃない、

 まだ誰も、1人に選んでないだけなんだ。


(そう……まだ、ね)

 次でこの章も終わります、

 いや涼一サイドはで、まだそれぞれの個別話はありますけれども。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ