表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

125/135

第107話 プロレスにはメジャーとインディーがあるらしい

「プロレスのリングって、結構ちっちゃい、いや狭いんですね」

「ふふ、でもロープがあるし、コーナーを使った立体的な攻防もあるわよ?」

「あー、なんか空中をクルクル回る覆面レスラーとかテレビで」「それはルチャリブレね、ふふ」


 えみとさんに連れてこられたプロレス会場、

 凪さんは1件、連絡待ちがあるらしく自宅待機、

 れいさんは迷ったあげく人目を気にして自重、景香お姉ちゃんは部活の助っ人なので……


「professional wrestlingなのデスネー」

「ちょっと最前列じゃないの、凄い迫力ね」

「ふふっ、丸瀬さん脚立持ち込み許可出て良かったわね」


 というケイさん陽菜ちゃん、

 客席は200くらいかな、まだ僕ら以外あんまり入ってない、

 リングの上では若手っぽいのが練習している、女性も居るな。


「やあ、君がお嬢の婚約者か」


 うわ、でかいプロレスラーが来た!


「あっはい、遠藤涼一と言います」

「俺はファット飯島、この団体のエースだ」

「そうなんですか」「ベルト持ってるからな、チャンピオンだ」


 ええっと入口で買わされたパンフレットに載ってたな、

 あったあった、年齢45歳、身長186cm体重123kgって細かいな、

 キャッチフレーズが『破壊神・魂の後継者』だって、かっこいい!


「お嬢には工場バイトで世話んなってた、幸せにしてやってくれ」

「その、今でも早朝に掃除とか色々やってるみたいですよ」「噂は聞いてる」

「飯島さんは今でも工場に」「まあな、ただ昔ほど行かなくて済むようになった、君の父上のおかげだ」


 あっ、説明は行ってるんだ。


「工場は大変だったんですか、ちょこっと聞きましたが」

「ああ、例えばあった話、俺は部品製造でラインにも入るんだが、午前の時間帯マネージャーに、

 ラインは4つあるんだが午後は第2ラインをやってくれって頼まれて、飯食って戻ったら午後のマネージャーに第3ラインをやってくれって言われてな」


 急な移動かな?


「それで第2ラインは」「聞いたらそっちは午前の予定通りにやってくれと」「つまり」

「第2第3ライン両方やってくれと」「出来るんですか」「出来る訳ねえだろ身体が2つないと無理だ」

「ですよねー」「そしたら『困ったなあ、なんとかして下さい』だとよ俺に!」「他の人は」「居なかったな!」


 むちゃくちゃだあ。


「どうなったんですか」「結局、言ってきた午後の時間帯マネージャーが、お嬢が帰るまで自分でやってたさ」

「ふふ、私もびっくりして、セーラー服のまま続きをやったわ」「うわあ」「今は外国人だらけだがそういう事はもう無い」

「大変だったんですね本当に」「他にも隙間バイトで来た奴がサボりまくって、実質15分しか働かなかったのに日給丸々貰おうとしたり、とかいう話も持ってるが……」


 持ってるってトークネタ?!


「質問デース!」「おうパツキン姉ちゃん、どうした」

「このプロレス団体ってユーメーですCAR?」「聞いた事は」「サッパリー」

「20周年を迎えたんだがな、プロレスリングMAXIMUM、設立経緯とかもうパンフレットには書いてないからなあ」


 ここでえみとさんが。


「ふふふっ、私が説明するわ、元は日本最大のプロレス団体から派生した衛生団体だったの、

 でも国技館での旗揚げ戦をもって完全独立して、当初は新しいメジャー団体が出来たってプロレス界で大ニュースになったわ」

「そんなに大きかったんですか」「元の団体から来た選手は3・4人程度だったけどインディの大物も何人か吸収して、あと外国人選手が凄かったわ」


 過去の動画とか探すとありそうだな、

 とここで脚立を抱えた陽菜ちゃんが質問を。


「ねえ、メジャーとインディーってどう違うの?」

「俺が答えよう、昔は地上波テレビがついていればメジャーだったが、

 今は単純に団体の規模だな、今の俺たちは……細けぃことはいいんだよ!!」


 笑いながらえみとさんがフォロー。


「設立時に居た選手もスタッフも、もう誰1人残っていないわ」「えええ」

「彼、飯島選手の師匠はネイチャー山藤っていって、かつてインディー最大の団体でWエースの1人だったの」

「おうよ、俺はその最後にして最強の弟子だ」「病気で亡くなっちゃって、はぐれてこの団体に流れ着いてきたのよ」「後は俺の試合を見てくれ!!」


 とりあえず、

 プロレスにはメジャーとインディーがある事は憶えたぞっと、

 J1とJ2いや下手するとJFLみたいなものかな働いてるし。


「今は外国人選手は」

「日本在住のが2人、あとはたまーにちょくちょく」

「そうですか」「運が良かったな、今日は3人見られるぞ!」


 ということで、

 生まれて初めてのプロレス観戦なんだけど、

 楽しめるかな? まあ、こういうのは自分で楽しもう!!


「ふふ、この会場名物、ホットドック売りが始まったわよ」

「じゃあ、いただこうかな」「ケチャップ胸に落とさないように気を付けてね、ふふふ」


 こうして開始のゴングを待つ僕たちであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ