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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第104話 色々と察してくれているらしい

 そして土曜の夕方過ぎ。


「ただいまー」

「おかえりなさい涼一さん、ご学友との勉強はいかがでした?」

「うん、良かったよ、羊羹が出た」「リョーイチ、夕食の時間ギリギリですヨ?」


 ええっと、言い訳した方がいいかな。


「勉強が終わったあと、友達とダベってて、まあ」

「ふーん、リョーちゃんお友達の家を出るのが遅かったんだ」

「ま、まあね、帰り道もまあ、ゆっくり歩いてきました、ちょっと遅れちゃった?」


 いや、本当はさっさと帰ってきたんだけど、まあ。


「涼一さ~ん、寄り道はしませんでしたか~?」

「いや、マンションまでは寄り道しなかったけれども」

「ふふ、じゃあマンションの中で寄り道しちゃったのね?」


 ぎくり。


「あー、ええっと、まあ色々と、ね」

「もう涼一、別に何も隠す事は無いのよ?」

「いやまあ普通に、今度友人が来る部屋を確認に行っただけで」


 ついでにまあ、

 アレしたけれども、

 男のロマン的なやつを。


「涼一くんは、今日やった勉強の再復習を1人でしたかったのよね?」

「ま、まあ、それはそうですが」「リョーイチ、我々はリョーイチのナニですCAR?!」

「いやえっと、父さんの会社の社員とバイトで、僕のメイド、お手伝いさんで、それでいて婚約者」


 いやなんでそれを今更。


「リョーちゃん、私は、そして私たちはリョーちゃんのして欲しい事は何でもしてあげたいの」

「うんまあ、いつもありがたいと思っています、掃除洗濯、家庭教師まで、昨夜のはさすがに困ったけど」

「やはりご迷惑でしたか~」「だって結局、みんな来ちゃったんだもの」「ふふ、あれはカオスだったわね」


 そう、じゃんけんの結果で昨夜の添い寝は凪さん&景香お姉ちゃん、

 眠る前に凪さんが勉強を見てくれるというので景香お姉ちゃんと受けようとしたら、

 他のケイさん、陽菜ちゃん、れいさん、えみとさんまでやってきて、まさかの5人同時家庭教師。


(もう、しっちゃかめっちゃかになっちゃったな)


 友達がウチに来た時に使える作戦かも、

 ということで来たらしいが試してみても駄目だった、

 なので時間を区切って1人ずつ教える事にした、今のうちに確認出来て良かったねっていう。


「涼一、私も涼一のお姉ちゃんで婚約者よ」

「うん、それはわかってる、まだ戸惑いはあるけど」

「もちろん他のみんなよりもは若いけど、それだけ涼一に『近い』と思って欲しいの」


 言いたい事は、

 わかるんだけれども……

 アドバンテージでもあるし、経験って意味では不利なのかな?


「なので涼一くん、頼みにくいとか、頼んでいいのかなってことも遠慮しないで欲しいの」

「ええっと、つまり何が言いたいのでしょうか」「私たちは察してあげてるから、涼一くんも察して欲しいなって」

「察する、ねえ」「リョーイチがさっきやってたコトdeath!」「いやいやいや」「リョーちゃん、あきらかに動揺してるわよ」


 やっぱりあの部屋に、

 隠しカメラでもあったのかー?!


「説明しますと~、夕食の準備と並行して~、下の階、涼一さんのお部屋を掃除しようかと~」

「ふふ、それでね、野沢さんが入れなかったから私が行って、無理だったから丸瀬さんを呼んだら入れたの、そしたら……ふふふっ」

「涼一、あとは察してあげて、そしてそういう時はまあ、私たちがどうしたいか察して欲しいっていうか、ね、涼一……って涼一???」


 まさか、見られてたあああああ?!?!?!

 それで様子を察して、出て行ってくれたのだろうか、

 いや背後がどうしても御留守になるからね、って陽菜ちゃんだけ入れるようにした設定がこんなことになるなんて!!!


「……怒っていいですか?」

「涼一くん、事故よ、確かに丸瀬さん達は怒られても仕方ないけど、涼一くんはもっと私たちに対して踏み出して欲しいの」

「いやまあ、うーん」「リョーイチはdelicateなのですよネー」「リョーちゃん、浮気とまでは言わないけど、齢の離れたお姉さんになら頼める事もあると思うわ」


 この場合のお姉ちゃんは、

 肉親的な意味じゃないよな多分、

 だからといって、うーん、さすがにそれは。


「涼一さ~ん、黙っておくことも考えましたが~、同じ事故を繰り返さないように~」

「いやまあ、察するのであれば、黙って無かったことにしてくれるのも」「ふふ、我慢して頼まれない方が私たちは嫌よ」

「ねえ涼一、我慢は身体に良くないよ? ウチの兄弟なんて」「あーーーーもうその話はお終いで! 今日は1人で食事してくる!!」


 ええ、逃げましたとも!!


(……いやね、昨夜の添い寝が刺激強すぎて、なぜか友人宅での勉強中に思い出しちゃったんですよ)


 あからさまにヤベエ身体のお姉ちゃんたちより、

 良い匂いで才女って感じの凪さんと従姉の景香お姉ちゃん、

 2人に挟まれて起きた方が妙に興奮しちゃったんだよなあ……。


(友人宅に行く前に処理しておくべきだったか、まあ後の祭りだ)


 うん、次からは注意しよう、

 そしてだからといって婚約者に『手伝わせる』勇気はまだ無い、

 ここはアドバイス通り、入れる人のメンバー設定を、そのつどしっかりやろう。

 

「……夕食は、どうしようかな」


 この後、自室で落ち着いたのちノックがあり、

 部屋の前にお盆に乗せられた夕食が置いてあった、

 って親子喧嘩した後の母親かよ、そういう経験は無いけど!!


(ペロリと食べましたよ!)

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