第102話 メイド2人とお買い物デートらしい
「リョーイチ、羊肉がありMAS!」
「そんなのまであるんだ、タワマン内スーパーなのに」
「しかも~、このエリアは住民専用ですので~」「うん、れいさんも安心だね」
学校が終わって車で迎えに来てくれたケイさん、
メイド服に着替えて今度はどこへ拉致られるかと思ったら、
普通に我がマンションへそのまま入って行きエレベーターで向かうとスーパーだった。
(で、れいさんがメイド服で待ち構えていました!)
うーん、相変わらずはちきれんばかり!
こうしてハーフ金髪メイド(24)と爆乳眼鏡そばかすメイド(23)という、
破壊力抜群の婚約者2人とお買い物なのです、数少ない他の客がギョッとした目で見てる。
「SUNDAYのケーキ合戦に備えて、リョーイチの好みをチェックするのdeath!」
「あっ、そんな魂胆が」「その材料も~、買っちゃいましょう~」「リョーイチ、蜂蜜はOK?」
「うん、嫌いじゃないけど」「ではむしろ~、何がお嫌いでしょうか~」「ん~と、納豆かなあ?」
でも、とろろと混ぜれば食べられないことは無かった。
「リョーイチ、アレを使っても良いデスカー?」
「甘栗かあ、モンブランで行くつもりですね」「サア?」
「普通に好きですよ」「MEはリョーイチがとっても好きデース」「はいはい」
どうしても『夜のお店モード』な気がして、
額面通りというか言われたまま受け取れないんだよなあ、
かといって真顔でキリッと言われても困ると言うか戸惑うというか。
(ケイさんのキャラが悪い!)
ということで、れいさんに逃げよう。
「涼一さ~ん、生クリーム沢山でも大丈夫ですか~?」
「ええまあ、常識の範囲内でしたら」「私の全身にかけられるくらいで~」
「な、何をしようとしているんですか!!」「あくまで例えですよ~、分量の~」
想像しちゃうから、
誤解するようなことは言わないで欲しい、
ということで再びケイさんの方へ逃げる僕。
「ねえリョーイチ、pancakesことホットケーキはケーキに入りMASカー?」
「うんまあ、ケーキとしては、って早めに胃袋埋めて逃げ切ろうって作戦なんじゃ」
「バレマシタCAR」「こらっ」「ジョーダン、ちゃんと切り分けマース」「ならいいけど」
バニラビーンズとかも売っている、
意外と種類豊富だな数の量は少ないけど、
いや『品薄品切れの際はお声掛け下さい』てあるから一般供用の売り場から持ってきてくれるか。
「あ~涼一さ~ん」「どうしたの」
「マシュマロがありましたよ~」「うん、良いんじゃない、ってでかっ!」
「BBQ用ですね~」「これをベースにデコレーションするのもアリだよね」
そういえば屋上BBQの予定もあったな、
日時は未定だけれど、なんだか色々と用意してくれるんだっけ、
肉と野菜を適当に集めて焼くだけなんだけどな、まあいいや任せよう。
「HEYリョーイチ、大切なコトを聞くの忘れていましター」「はいはい」
「WINNER! にはナニがGETできマスカ?」「えっケーキ対決の?」
「そうですね~ 『私、気になります!』 という感じです~」「なに急にアニメキャラっぽく」
れいさん、さすが元声優の卵、
よくわからないキャラクターだけど演技ばっちりだ、
でも面倒臭いから何のアニメの誰かまでは、聞かない。
「でリョーイチ」「涼一さ~ん」
「き、希望はあるのかな」「WINNERダケにー」
「ウィンナーとか?」「うっわオッサン臭っ!」「……ケイさんに素で罵倒された」
ていうか言わせたんじゃ。
「USO、USO、夜のお店で今の大受けdeath!」
「いやお酒とか入れないから、うーん、賞品ですか」
「そうですね~、涼一さ~ん、一緒にお風呂に入れるというのは~」「え」
……スルーしておこう。
「じゃあ例のケーキ屋で僕がご馳走するということで」
「ツーショットで?! Exclusive??」「まあ、そうなるかな」
「口説き放題ですね~」「あっ、れいさん大丈夫かな」「多分~」
ストーカーに見つからなきゃいいけど。
「デハ、お会計シテ、帰りまSHOW!」
「うんケイさん良いけど、あの山ほど積まれてる安っすいコーラは買わなくて良いの?」
「アレは後で、お届けで買いMAS!」「結局買うんだ」「ケーキのお共death!」「ま、まあ良いけど」
どんだけ気に入ってるの謎コーラ。




