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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第95話 男子高校生には山盛りの唐揚げを喰わせておけば大丈夫らしい

「ただいまー、って何これ?!」

「お帰りリョーちゃん、勉強会はどうだった?」

「うん、普通に友達の家で勉強したけど、それより大皿に。唐揚げの山が!!」


 放課後、そのままクラスメイトで友人の、

 小林寛太こばやしかんたくんの家に行って他の友人も交えて勉強、

 男4人だと雑念なくて良いね、と思ったけど応援しているJリーグチームの話もたっぷりしてきた。


(で、終わって帰れば夕食時、ダイニングに来てみれば!)


 下手すると100個は積み上がっていそうな、

 唐揚げの巨大マウンテンである、いやこれ崩れそう、

 もちろんサラダも一応あるにはあるが、とんでもない量の唐揚げに霞んじゃう。


「あのねリョーちゃん、中学生や高校生の男の子にはね」「はい」

「山のような唐揚げを、めいっぱい用意しておけば大丈夫なのよ!」「そうなんですか」

「後は勝手に好きなだけ喰って、勝手に満足するわ」「そんな大雑把な」「男の子なんて、そんなものよ」


 ちょっと偏見のような、

 いやいや真理を突いているかのような、

 とにかくみんな食べずに待っていてくれた、僕も席に座ろう。


「ふふ、隣は今日のお世話係である私よ」

「あっはい、えみとさん、って調味料いっぱいですね」

「リョーちゃん、塩コショウに醤油にマヨネーズにケチャップよ」


 どれをつけても大丈夫なやつか。


「涼一くん、ポン酢もあるわよ」「凪さん、ありがとう」

「HEYリョーイチ、BBQソースを用意シマシタ!」「ケチャップと微妙に違いそう」

「リョーちゃん、唐揚げよそってあげるわよ? その前にはい、御飯」「ありがとう陽菜ちゃん」


 みんなで、いただきます、っと。


「涼一く~ん、タルタルソースもどうぞ~」

「みんな何でそんなに唐揚げ用ソースを隠し持っているの」

「ふふ、私はこれよ、お好み焼きソース」「うーん、唐揚げに合うのかなあ?」


 そして景香お姉ちゃんは、っと……


「ん? 涼一、コレは餃子のタレよ」

「それで唐揚げを喰うんだ」「美味しいわよ?」

「あっ、マスタードもつけてる」「カラシよ、似た色だけど」


 細かく言えば違う種類なんだっけ?


「それで涼一くん」「はい凪さん」

「お友達の家へ行って、何か思った事はあったかしら」

「と、言いますと」「ほら、向こうにもお母さんとか居るんでしょう?」「あーうん、お茶貰っただけだけど」


 特に羨ましいとか、

 美人だなとかは無かったな、

 それより友人と、応援するJリーグチームの話題で忙しかったし。


「リョーイチ、ほかのfamilyにあってウチにnothingなモノで、欲しいのあったら言ってくだサーイ!」

「うーんケイさん、こう言ったら何だけど、ウチの方がある、て言い方は良くないか」「ならイイdeath!」

「リョーちゃん、もっと家族的な事したいとかあったら言ってね、家族でこういうのしたいとか」「考えておきます」


 ただ、男1人と婚約者の女性6人が家族か、っていう引っかかりはまだ、ある。


「涼一さ~ん、夏休み期間中のご提案が~」「はいはい、先の話ですね」

「婚前旅行というのは~、いかがでしょうか~」「ふたりっきりでー?!」

「も良いですし~、みんなで社員旅行~」「あー、じゃあ僕は駄目だ」「でしたら婚約者旅行~」


 婚約者だけの団体旅行って!

 でもまあ旅行は考えて進めたい、

 国内でも国外でも、それで家族として仲を深めたいってことかな。


「ふふ、涼一君、キャベツの千切り、足りるかしら?」

「あっはい、えみとさんありがとう、間に挟んだ方が良いですよね」

「立派な旦那様になるため、健康には気を付けて貰わないとね、ふふっ」


 まあ誰を選ぶかは未定として。


「涼一、こっちで良かったわね、私の実家だったら今頃もう無いわ」

「ああー、景香お姉ちゃんの兄弟なら手掴みで奪い合いの戦争だよね」

「もし涼一が来てたら別で確保してたけどね」「でもそれも奪いに来られちゃうみたいな」


 留美伯母さんが普通に蹴ってそう、特に三男四男。


「いつか僕も、みんなに手料理振る舞いたいな」

「涼一くん、料理得意なの?」「ううん、全然」

「土曜か日曜にタントーとなってMAS!」「うん、そうだったね」


 忘れていない、でも日曜は基本、

 それぞれが好きな物を食べる日で良いかなと、

 まあ僕が平日に、普通に手伝えば済む話ではあるか。


「リョーちゃんは世話される側なんだから無理しないでね」

「ありがとう陽菜ちゃん、でも食器を洗うくらいなら、今日とか」

「涼一さ~ん、それは私たちの、仕事でもあるので~」「あっそうか、世話係の」


 お給料に含まれていますってか。


「ふふ、気持ちはわかるわ」

「えみとさんも未だに工場を手伝っていますものね、早朝に」

「もはや趣味みたいなものね」「じゃあ僕も趣味で」「涼一、お菓子作りしよ?」


 ちなみに唐揚げは19個いただきました!!

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