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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第90話 これで一応、登校の先導らしい

「はい大きい車が来たわ、気を付けてね」

「うん、ゼロさん……ってコレ、肩に乗せる必要ある?」

「学校に到着するまでの間よ、ほら景香ちゃんも気を付けて」「は~い」


 僕の肩に乗せた丸っこいロボ、

 なんでもリモートで操作できるらしいのだが、

 落ちないように肩にくっつけられてしまった……


(これ、普通の市販品だそうで、ネットで買ったとか)


 目がピンクなのでメスらしい、

 れいさんが自宅からカメラで観られる上、

 会話もばっちり、ただ喋り方がいつもの語尾を伸ばす感じじゃない。


(景香お姉ちゃんが覗き込んだ)


 いやほんとお姉さん系の美少女だなあ。


「ねえ、本当に野沢さん?」

「そうですよ~、ただ~、声を変えてますから~」

「あっそうか、見つからないように」「そういうことよ涼一クン」


 ストーカーにバレないように、

 声も口調も変えている感じなのか、

 それにしても、こんな方法とは……


(そして名前は『ゼロ』だそうです)


 野沢麗→れい→零→ゼロ、だとか、

 これで僕を先導してくれるという、

 う~~~ん……先導? まあそこはいいか。


「それでゼロさん、ちゃんと一緒に登校している感じはありますか?」

「ですね、ただ来週はきちんとセーラー服を着ようかと」「えっ、それは」

「ゼロのボディによ」「ほっ、良かった」「でもご希望なら家でも着るわよ?」


 あの爆乳でセーラー服は、

 み、見て見たいけれど、恐ろしいような。


「このちっちゃいのにセーラー服ねえ」

「景香お姉ちゃん、別に可愛いとおもうけど」

「でも涼一がそういう趣味だと思われるわよ?」「あっ」


 確かにそれがあるか。


「涼一のためならフォローしても良いけど」

「うーん、ゼロさん、鞄に付けるとか」「それだと視界が下になるし、会話しにくいわ」

「首からぶら下げるとか」「涼一、こうすればいいのよ」「あっ、剥がしちゃった」「私の肩につけるの」


 取られちゃった、

 でもこれならセーラー服を着た丸いロボを乗せてても、

 違和感ないかな? いやあるか、野球の硬式ボールサイズとはいえ目立つ。


「なんか景香お姉ちゃんに悪いかも」

「ふふ、じゃあ涼一、貸しね」「えー」

「景香!」「おはよう景香」「あっ、おはよう!」


 お姉ちゃんのクラスメイトともう合流か。


「何これ、おもちゃ?」「志保、まあそんな所かな」

「目が光ってる!」「ひろみ、喋るわよ」「えっ本当?」

「オハヨウゴザイマス、ワタシノナハ、ゼロ、コンゴトモ、ヨロシク……」


 急に声と喋りがロボっぽくなったぞ?!


「ええっとこれは、僕のお手伝いさんが」

「そんなことより志保、ひろみ、涼一がケーキ屋さんに連れて行ってくれるって!」

「ほ、本当?!」「ねえ、どんなケーキ? チェーン店?」「いやその、クラスメイトの実家の」


 ぐいぐい迫られてる!


「それでね2人とも、放課後、空いてる?」

「私は今日は部活休みだから!」「あ~私は無理~」

「あとはアリスちゃんね、ということで涼一」「あっはい」


 うわ、ゼロの目がチカチカ光った!


「ワタシモ、イキマスヨ」

「だそうよ涼一」「う、うん」

「じゃあ放課後、校門で待ってるから」


 ……教室へ迎えに来ないのは、

 気を使ってくれてなんだろうか。


「ねえねえどんなケーキ?」

「美味しい? ボリュームはあるの??」

「ちょ、本間さん石原さん、んっと、大きいし美味しいの、ですが」


 値段がえげつない、

 といのは正直に言うべきか。


「ショートケーキ880エン、チーズケーキ880エン、レアチーズケーキ990エン……」


 おお、ゼロがアシストを!


「すごーい」「これAI?」


 いいえ中身しっかり人が入ってます、爆乳さんが。


「安いプリンやマカロンもあるらしいわ、ね? 涼一」

「は、はいまあ、ただ席が少ないので、早く行かないと」「涼一くんはどんなケーキが好きなの?」

「本間さん、えーっと、何でも!」「量はイケるの?」「石原さん、まあ、男ですから」「ワタシハ、シュークリーム、スキデス」


 こんな話で盛り上がれるんだ、

 いや甘いケーキの話は喰いつくか、

 などと思いながら、学校まで会話したのでした。


「じゃあね涼一、放課後!」

「うん、校門出た所だよね、わかった」


 ……あっ、景香お姉ちゃん、

 そのままゼロ持ってっちゃった!


「タスケテ、リョーイチ、タスケテ……」


 目が××ってなってる、細かいなあ。

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