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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 ついに始まった高校生活!

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第83話 あくまでもメイドとしての添い寝らしい

「ふう、良いお風呂だった」


 いやね、入浴中まーたメイドが来たんですよ、

 メイドとして頭を洗いますとか、メイドとして背中を流しますとか、

 あくまでメイドとして全身洗いますとか、メイドなので一緒にお風呂入ってもとか。


(もちろん、みんな断りました!)


 いやまだ年齢一桁なら考えるけれども、

 15歳でそれは色々とヤバい、いや、やろうとしているお姉ちゃん達もヤベエ、

 まあ逆に85歳とかになれば介助で、ってその時はみんなも90歳とかになってるな。


「老々介護になっちゃうよ……」


 とかふざけたことを呟きながら、

 なぜか用意されていた謎の缶コーラを飲む、

 これケイさんが持ってきてくれたんだろうな、彼女のお気に入りらしい。


(うん、この安っぽくも謎な味が、なかなか)


 身体を拭いて寝間着パジャマに変身、

 歯を磨いて、っとやっていると凪さんが入ってきた、

 何だろうと思ったら、わざわざドライアーで髪を……いいのに。


「歯磨き中、失礼致します涼一坊ちゃま、ご相談なのですが」

「ふぁいふぁい、ぬぁんでしょうふぁ」「今夜の添い寝メイドは誰を」


 ぶほっ!!


「ええっと、誰をって選べるんですか」

「はい、あくまでもメイドとして、メイド服で」


 眼鏡を直しながら真顔で言われても……

 改めて歯磨きをしながら考える、まあすでにペアで添い寝して貰った経験はある、

 今度はどんな組み合わせにするか、安全そうな2人って考えれば陽菜ちゃんと、凪さん?


(いや、何が基準で安全なんだろうか)


 まあ年齢順だとそうなるのか、

 いや待てよ、3人でも良いんだよな、

 いっそのこと、6人全員……は添い寝じゃないな。


(ベッドを6人ぐるりと取り囲んで見降ろしている姿を思い浮かべた)


 納棺じゃないんだから、

 みんな花とか乗せてきそうで怖い、

 ていうか絶対眠れないぞ、何の儀式だ。


(ここでふと疑問が、本当にみんな僕と添い寝したいのだろうか?)


 まさか僕の知らない所で、

 父さんから添い寝ボーナス1万円出るとか?

 いや下手すれば10万円とかある、ってそんなのお金で買いたくない。


(一応、確認するか)


 ガラガラガラ……ぶはあっ、と、

 タオルで口元を拭いて、眼鏡メイドの凪さんに。


「僕の添い寝って、お金が貰えたりしません?」「いえ、まったく」

「じゃあ料金の、月給に含まれているとか」「そういう考え方が出来なくもないですが、普通に添い寝はしたいですね」

「普通、ねえ」「逆に涼一さんの添い寝オークションでもやりましょうか」「それ胴元だれー?!」「涼一坊ちゃんのお小遣いに」


 うーん、

 よし、ここは試すか。


「じゃあこうしましょう、6人でじゃんけんして下さい」「はい」

「それで勝った2人が来て下さい、待っていますね」「6人同時でしょうか」

「トーナメントにしなくても、いや盛り上がりたいならそれでも良いけど」「かしこまりました」


 これで本当に6人とも僕と添い寝したいなら、

 ちゃんとじゃんけんするだろうし、私はちょっと……

 ていうのが居たら辞退するだろう、これで本当に来たい人だけ参戦すれば良い。


(凪さん出て行っちゃった)


 いやいやこれで実は全員、

 本当は添い寝したく無いって場合、

 負け残りの罰ゲーム決定戦になる可能性もあるのか、まあいいや、向こうが言い出したことだ。


「もういっそ、サイコロ振ってのランダムでも良いかもね!」


 自室に戻ってしばらくすると、

 少し開いている扉の向こうから、

 歓喜の声が聞こえて来たりしたのだった。


(あの声は……と、いうことは、来るのは……!!!)


 どきどきどきどき!


 コンコンッ


「はい、どうぞ」


 入ってきたのは……!!


「失礼致します、涼一坊ちゃま」

「HEY! victoryしてきましたヨー」

「うん、ケイさんの声めっちゃ聞こえてきてた」


 WOW! WOW! 言ってたからね。


「最初は私の1人勝ちでした」「凪さんさすが」

「そのあと3回で決着つきマシター」「ケイさん、そんなに嬉しい?」

「早速、今日買ってきた下着をデスネー」「洗わなくて良いの?」「キニシマセーン」「基本は手洗いね」


 なぜか凪さんの注釈が、

 は良いとして計らずしも、

 メイド長と副メイド長のコンビかあ。


「ケイさんごめん、今日はメイド服での添い寝だそうです」

「仕方ないデスネー」「ってどういう立場なのこれお互いに?!」

「明日の学校に備えて、ゆっくり眠っていただきますので、では失礼して」


 眼鏡を外した凪さん、

 そしてケイさんも灯りを暗くしてベッドへ、

 Wメイドに挟まれる僕、うう、緊張する、密着されるぅぅぅ……


(でも良い匂いなんだよなぁ)


 でもやっぱりメイド服でベッドに入られると違和感が、

 これがメイドネグリジェとかなら、ってあるのかそんなの、

 まあ目を閉じれば自然に眠くなるはず、うん、最後にご挨拶を……


「おやすみ、凪さん」「はい涼一さん

「おやすみ、ケイさん」「グンナイ、涼一」

「……」「……」「……」「……zzz」「ふふっ、今度はパジャマで」「その次は、lingerieデスネー」


 結局、ぐっすり寝た。

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