表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第16章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

868/1170

864 歓迎式典 下

「コルディアム・ライダルス王国を代表し、クレオス・バンガ・ライダルスが歓迎する」


 あれが、と言うのは失礼だけど、初めて国王陛下を見たわ。一応、ライダルスの姓を受け継いではいるのね。


 何百年と続いたら直系が途絶えることもあるけど、コルディーもその例から外れている。いったいどんな方法を取っているのかしらね? かなりの数を産まなきゃ不可能でしょうよ。


 国王陛下の長々とした演説は右から左に流し、あくびが何度も出てしまう。ベールを被っててよかったわ。

 

 国王陛下の演説が終われば次は神殿長が続いた。


 人間か妖狐か見ただけではわからない。見た目は三十くらいの女性で、立派なものを服の下に持っている。ほんと、この国は大きいものばかりで最高だわ。あ、小さくても最高ですよ。

 

 脳内おっぱいだらけか! って突っ込まれたらサムズアップで「おう!」って答えるわ。


 わたしの熱い視線に気づいたのか、神殿長が一瞬だけこちらに向けた。


 うん。あれは妖狐だわ。わたしが思う以上にコルディーは妖狐に侵食されているのね。


 コルディーの主要人物の演説が終わればルーセル様の番。五分くらいの演説をお願いされたわ。


 定型文からのコルディーの感想、ゴズメ王国との違い、人々との触れ合いなどを五分くらいに纏めた。


「コルディアム・ライダルス王国とゴズメ王国の友好が長く続くことを願います」


 で、締めくくられて拍手が鳴り響いた。


 これを見ると、身分て大事よね。伯爵令嬢でしかなかったからゴズメ王国での式典もなく、質素で済んでくれた。他人事だからあくびしながら見ていられるわ。


 式典は終わり、国王陛下やお妃様、王族と思われる方々が下がって行き、次にルーセル様が下がる。


 そのまま次の歓迎会場の控え室へと向かった。


「落ち着いててよかったですよ。一国の姫として立派でした」


 ルーセル様を褒め讃える。


「ありがとうございます。それは、チェレミー様のお陰ですわ。式典中、ずっと心が騒ぐこともありませんでしたから」


「練習の成果ですよ。次は歓迎会です。挨拶ばかりの会となりますけど、名簿はわたしが作ります。二度目の方がいたら耳飾りを通して伝えます。水分を小まめに取りながら口を潤してください」


 コルディーの貴族はアホみたいにいる。主要な貴族だけでも百人はいるでしょうよ。それを一発で覚えろとかふざけんな、だ。


 それはわたしの付与魔法を駆使して覚える。ゴズメ王国でやったから問題ないわ。


「はい。わかりました」


「その意気です」


 うんと頷いて、ルーセル様の背中をトントンした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ