857 細マッチョ 上
午前中は予定がないのに、いつものクセで六時前くらいには起きてしまった。
「いい朝ね」
昨日は肌が触れ合うくらいの距離でルーセル様のおっぱいを拝められた。もう疲れもぶっ飛ぶほどのご利益だわ。いつかまいっ○んぐしたいものだわ。
「おはようございます、お嬢様」
「はい、おはよう。皆は眠れたかしら?」
離れにはかなりの部屋が用意されており、連れて来た者は全員離れにいるのよね。離れってより屋敷だわ。
「問題なく過ごせております。ただ、騎士様が警護してくださっているので館のように油断できないようです」
わたしの侍女はローラくらいだからメイドも連れて来ている。館のように外で過ごせなくて戸惑っているでしょうね。
「それならウォーキングもできないわね」
それなら朝風呂といきますか。二人しか入れないけど、なぜか花びらが浮かべてあり、なかなかいい香りがするのよね。なんて花かしら?
お風呂へと向かい、快適な目覚めをさらに快適な気分にさせてくれた。
「景色が欲しいわね」
王城なので建物の中にあるけど、窓くらいは欲しいわよね。昨日はおっぱいばかり見てたから気にもしなかったわ。
魔力もあるし、透過の付与を施してみましょうか。もちろん、外から見えるようにはしませんよ。ルーセル様のおっぱいはわたしも独占だからね。
付与を施すと、ゴズメ王国の騎士が巡回していた。
……案外、近い場所を巡回しているのね……。
「ゴズメ王国の騎士って、どんな風に見られているかわかる?」
控えるラグラナに尋ねてみた。そこにいるなら一緒に入りなさいよ。
「見ている者次第ですね」
ん? どーゆーこと?
「王城の侍女からは人気がありますね。エルフは美形が多いですから。コルディーの騎士からは嫉妬を受けていますかね? 細い割りに強いですから」
確かに、エルフって細マッチョばかりよね。まるで物語に出て来る王子様って感じじゃないかしら? わたしは百パーセント興味がないので、記号にしか見てないわ。
「コルディーの女性ってああいうのが好みなのね」
エルフの男性は貧乳好きらしいので、間違いが起こることはないでしょう。あ、ラーニャ様(副侍女長様ね)なら好まれそうね。あの麗しき貧乳なら。
「お嬢様は、好みではないのですか?」
「わたし、男性の顔や体に興味なんてないわ」
野郎に興味はありません。巨乳、中乳、貧乳はわたしのところに来なさい。等しく愛でてあげましょう。
「でも、わたしも筋肉は欲しいわね。貧弱な体は嫌だわ」
ウォーキングをしているとは言え、それで筋肉がつくことはない。ましてや胸筋が膨らんで巨乳になるわけでもない。自分のおっぱいに興味がないとは言え、なんかこうおっぱいとおっぱいがごつんこ、とかはやってみたい。どんな感じなのかしらね? わたし、興味があります!




