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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第15章

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744 意見の相違(笑) 下

「コノメノウ様って、文字、書けたりします?」


「いきなりなんの侮辱だ? 書けるに決まっているだろう」


「それはよかった。王都にある神殿に行くかもしれないので「よしなに頼む」って手紙を書いてください」


 コノメノウ様の抗議を無視して本題を言った。


「また悪巧みか?」


「そのようなものです。王都に行くんですからね。用意できるものは惜しみなく用意しておきます」


「なら、わたしも行こう。少しは顔を見せておかんと神殿も落ち着かんだろうからな」


「神殿はなにか悪いことでも考えているのですか?」


「別に」


 考えているってことか。まあ、見逃せない悪さをしているなら潰せばいいだけだ。


「なにもするなよ」


 そんな顔してないのに窘められてしまった。すっかりわたしの考えを見抜かれているようだわ。


「こちらになにもしなければ、ですね。してきたのならば優しく相手してあげますよ」


「そなたは仕事を増やしたいのか? 増やしたくないのか?」


「増やしたくはありませんよ。面倒ですからね。でも、放置してさらに面倒になるくらいなら短期決戦を仕掛けたほうが後々楽になるというものです。その兆候をみせた時点でわたしは動きますから」


「そのときはわたしに言え。そなたが動くと神殿が更地にされるわ」


「わかりました。コノメノウ様にお任せします。いつでも出発できるようにしててくださいね」


「わかったよ」


 コノメノウ様が終われば呼んでいた商業連合会の者たちと面会する。


「急な呼び出しをしてごめんなさい。王宮に上がることになったの。売店に品を卸している商会の者は付き合ってもらうわ。いつ出発するかはまだわかってないけど、いつでも出発できるように用意していてちょうだい」


「また急なことですな」


「まったくよ。王宮のことは王宮で解決してもらいたいものだわ。けど、ラルフ様に迷惑はかけられないわ。これ以上、城の建設に遅れが出ても嫌だからね。さっさと行ってさっさと片付けるわ」


「馬車の用意をしたほうがよろしいでしょうか?」


「いえ、しなくていいわ。タルル様のお力を借りるから」


 もう根回し済み。売店で出す新しいお菓子を考えていますと言ったら二つ返事で同行を受けてくれたわ。


「本店に手紙を出してもいいけど、そう変わらないと思うわ。それはそちらに任せます。まあ、早馬を使えば多少なりとも本店に時間を与えられるんじゃないかしらね?」


 王宮から返事が来るか、それとも早馬のほうが早いか。それはわたしにもわからないわ。


「では、詳しい話が決まればまた呼ぶわね」

 

 それがスタートとばかりに商業連合会の面々が部屋を飛び出して行った。ガンバレ~。

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― 新着の感想 ―
 今更だけど。  聖獣3体と聖獣になりかけの亀。  計4体の聖獣に気に入られたり認められているって、下手したら……下手しなくても国王よりも重要人物なんよね。  しかも現在、王城では城内コンビニ又はキヨ…
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