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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第20章

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1179 世界樹を讃える場所 下

 という考えはあとで考えるとして、教会の敷地を決めておきますか。


 職人たちに杭を作ってもらい、必要と思える土地に刺してもらった。


 協力してくれた職人たちにはお酒を配り、せっかくなのでお風呂に入って行くとする。


「わたしに気にしなくていいわよ」


 八家の侍女たちが遠慮しようとしたのを制し、一緒に入ることに。うぇ~い。


「……いい眺めだわ……」


 ナンバーワンはない。オンリーワンが咲き乱れている最高の景色。ずっとここでオンリーワンに咲く花たちを眺めていたいわ。


「はい。とってもよい景色です」


 横から声がして目を向ければイニシャルなTが目の前に迫っていた。クッ。インを取られたぜ!


「……あなたは確か、コンポルク家の……」


「はい。サーリス様に仕えるリサルと申します」


 女性でも百七十センチは珍しくないコルディーで、百八十センチはかなり珍しい。わたしの身長差だと目の前にイニシャルTが来るわ。がんばるわたしに神様がご褒美をくれたのかしら? 


 少し離れて顔を見た。体格とおっぱいしか記憶にないから。


「申し訳ありません。大きな体で」


「大きいことはいいことよ。わたしもあなたみたいに育ちたかったわ」


 下から見上げるのもいいけど、上から見下ろすのもまたいい。あと二十センチは身長が欲しいものよね。


「歩き疲れたら運んでもらえそうね」


「はい。いつでもお声をおかけください」


 さすがに抱えられることはないでしょうけど、お姫様だっこならいけるんじゃないかしら? きっとおっぱい押しつけられると思うわ。


「ふふ。そのときはお願いするわ。小さいと体力も尽きるのが早いから。逆にお風呂が小さくて大変でしょう。一般的女性の身長に合わせてあるから」


 底に座れば首が出るようにはしてある。段に座れはおっぱいが出るようにはしております。


「それだとチェレミー様が大変では? 溺れてしまいそうですけど」


「そのときはメイドの膝を借りるわ。そのときだけは自分の軽さと小ささに感謝ね。疲れているときに溺れそうになったことがあるから」


 疲れているな~ってときはラグラナが一緒に入ってくれていたわね。


「……そ、それは、側にいる者としては恐怖でしかありませんね……」


「そうね。そのときは凄く怒られたわ。仮眠しているときも息をしているか確認されているくらいよ」


 付与を施しているのだからそう簡単には死なないのにね。あーいい湯だわ……。


「失礼します」


 ひょいと持ち上げられ、リサルが自分の膝に乗せた。


 あら、ジャストフィットなおっぱい枕じゃない。Dクラスだわ。


「わたしでよければ体を預けてください」


「そう? 悪いわね」


 せっかくのご厚意。ありかとうごさいまぁ~す! おっぱいがサイコー! ウヒョーイ! 

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