1179 世界樹を讃える場所 下
という考えはあとで考えるとして、教会の敷地を決めておきますか。
職人たちに杭を作ってもらい、必要と思える土地に刺してもらった。
協力してくれた職人たちにはお酒を配り、せっかくなのでお風呂に入って行くとする。
「わたしに気にしなくていいわよ」
八家の侍女たちが遠慮しようとしたのを制し、一緒に入ることに。うぇ~い。
「……いい眺めだわ……」
ナンバーワンはない。オンリーワンが咲き乱れている最高の景色。ずっとここでオンリーワンに咲く花たちを眺めていたいわ。
「はい。とってもよい景色です」
横から声がして目を向ければイニシャルなTが目の前に迫っていた。クッ。インを取られたぜ!
「……あなたは確か、コンポルク家の……」
「はい。サーリス様に仕えるリサルと申します」
女性でも百七十センチは珍しくないコルディーで、百八十センチはかなり珍しい。わたしの身長差だと目の前にイニシャルTが来るわ。がんばるわたしに神様がご褒美をくれたのかしら?
少し離れて顔を見た。体格とおっぱいしか記憶にないから。
「申し訳ありません。大きな体で」
「大きいことはいいことよ。わたしもあなたみたいに育ちたかったわ」
下から見上げるのもいいけど、上から見下ろすのもまたいい。あと二十センチは身長が欲しいものよね。
「歩き疲れたら運んでもらえそうね」
「はい。いつでもお声をおかけください」
さすがに抱えられることはないでしょうけど、お姫様だっこならいけるんじゃないかしら? きっとおっぱい押しつけられると思うわ。
「ふふ。そのときはお願いするわ。小さいと体力も尽きるのが早いから。逆にお風呂が小さくて大変でしょう。一般的女性の身長に合わせてあるから」
底に座れば首が出るようにはしてある。段に座れはおっぱいが出るようにはしております。
「それだとチェレミー様が大変では? 溺れてしまいそうですけど」
「そのときはメイドの膝を借りるわ。そのときだけは自分の軽さと小ささに感謝ね。疲れているときに溺れそうになったことがあるから」
疲れているな~ってときはラグラナが一緒に入ってくれていたわね。
「……そ、それは、側にいる者としては恐怖でしかありませんね……」
「そうね。そのときは凄く怒られたわ。仮眠しているときも息をしているか確認されているくらいよ」
付与を施しているのだからそう簡単には死なないのにね。あーいい湯だわ……。
「失礼します」
ひょいと持ち上げられ、リサルが自分の膝に乗せた。
あら、ジャストフィットなおっぱい枕じゃない。Dクラスだわ。
「わたしでよければ体を預けてください」
「そう? 悪いわね」
せっかくのご厚意。ありかとうごさいまぁ~す! おっぱいがサイコー! ウヒョーイ!




