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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第19章

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1093 ゲームマスター 下

 地獄の門が開かれた。


「騎士よ、王国を守護する騎士たちよ! 時は来た! 王国の敵を倒せ! 王国の母となる者たちの魔力を使い、王国の剣に力を捧げる! 振りかかる闇を斬り裂け! 進軍!」


 うおぉおおおおぉぉぉっ! と、空気を揺るがすほどの雄叫びが上がった。ノリノリやん。


 作戦は簡単だ。第六から第十までの騎士団はお城を囲み、出て来る骸骨兵を屠る。


 お城の門は、東西南北の四つ。戦争を目的としたお城じゃないってことがわかる。


 もし、戦争を目的としたお城なら一方向だけの門にしたでしょうし、城壁一つとかナメているとしか思えない。尖塔も弓矢を使用する造りでもない。てか、城壁の上に弓兵すらいない。


 そんなお城にいるヤツが戦略とか戦術を知っているわけもなし。ただ、憎しみだけで動いているだけ。数こそパワー、って脳筋が指揮しているようにしか思えない。


 しかし、月の姫様を閉じ込め、その魔力を利用することはできたりする。それがシステムなのか、人なのかはわからないってところが一抹の不安だけどね。


 でもまあ、あと変身を二回残してようと、奥の手があろうと関係はない。わたしには月の姫様からいただいた無限に近い魔力とチート級の付与魔法がある。乙女ゲーム(だったと仮定して)のシナリオに負けることはないわ。


 五十以上、用意した宝珠を操り、騎士様方と骸骨兵の激突を至る方向から撮り、映える戦いを王都の宝珠へと送った。


 壊れた蛇口のように骸骨兵が止まることはない。一体一体は弱くとも数こそパワーとばかりに騎士様方に襲いかかる。


 まるで無双ゲームを観ているかのようだ。質こそパワーとばかりに骸骨兵を屠っている。


 やや質のほうが勝っているようね。妃候補者たちの姿も見せておきましょうか。


 妃候補者たちを撮す宝珠に切り替え、魔法陣の上で杖を握りながら魔力を送る姿を見せた。


 八人の魔力は特級クラスだけど、数百人の騎士様をカバーできる魔力ではない。けど、真剣味を見せるためには魔力を吸わなくてはならない。溜めた魔力はちゃんとわたしが使うから安心してください。


 わたしは貧乏性なので貯金が百億あろうとも毎月の積立を辞めたりはしない性格なのだ。月の姫様銀行とは別の銀行に預けておくのです。


 あ、妃候補者を守る騎士様方も撮らなくちゃね。生放送だから編集ができないのが辛いとこね。


 騎士様全員を撮すわけにもいかないので、活躍している騎士様にフォーカスするとしましょうか。英雄は一人でも欲しいからね。


「タリール様。数が多いので、騎士様方に当たらないところに火球を放ってください」


 ロリっ娘を出す必要もないんだけど、物語に出しちゃった以上、活躍はさせておかないと。


「はい!」


 グリムワールを地上に向け、火球を放って骸骨兵を吹き飛ばした。

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