表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第19章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1092/1178

1088 プロデュース 上

 いつまでもおっぱいを見て過ごしたい。


 そんな細やかな願いも、時間もわたしにはなかった。


 メイベルも商人たちも急なことに全力で動いてくれている。わたしもまだまだ用意することは残っている。これが終わったら南の島に行きたいわ。


 ──フラグか? 


 なんて言わないで。そんなにポンポン立てられて堪るか! わたし、どんだけ波乱万丈なんだよ!


「上がりましょうか」


 ラグラナのおっぱいで生涯を終えたいところだけど、わたしにはこの世のおっぱいを守る使命がある。まだ見ぬおっぱいがわたしを待っている。ここで挫けてはならぬのよ!


 髪を乾かして服を着たらナディアにシャーベットを出してもらい、ラムネをかけてシャクシャクさせていただいた。うめ~。


「これはこれでいいものだ」


 そうですか。それはなによりです。勝手に食ってろ。


 わたしは頭がキーンとならないようゆっくり食べる。火照った体を冷やしてくれるわ~。


 すべて食べたらコーヒーで冷えた体を温める。これぞ至高のマッチポンプね。


「いい眺めだわ」


「あそこに邪悪な魔力を放つ城がなければな」


 別に景色うんぬんを言っているわけじゃない。お城が見えるいい位置にあるってことを言ってるのよ。


「時間があれば密かに消せたのに」


 王政であんな問題は世に出さないほうがいい。平和のまま、昨日と同じ今日。今日と同じ明日。それを民に思わせることが大事なのだ。


「恐ろしいことをさらっと言いおるな」


「それをやるのが守護聖獣様のお仕事なんですけどね。事が終わったあとにわたしごと証拠隠滅、なんて考えていたらまだ守護聖獣として尊敬できるのですけど」


「どこに尊敬できるところがあった? わたしにはまったくわからんのだが」


「王国を守るためなら血を流すことも厭わない。立派なものではありませんか。わたしも見習いものです」


「見習われたら堪ったものではないだろう。それをよしとするなら王国のためなら守護聖獣すら消すと言っているようなものだろう」


「コルディーのためです。なにか問題でも?」


 すべてはコルディーのため。そうでなければ守護聖獣も貴族も成り立たないわ。


「本当にお前とだけは敵対したくないよ」


「わたしもですよ。争いなど手間でしかありませんからね。皆仲良く、それが一番です」


 コーヒーを飲み干したらお城がよく見える場所に宝珠を設置した。


「ただ、平和の裏で苦労する者がいるってことは知って欲しいものです」


「だったら邪悪な笑みを浮かべるな。どう見てもお前が黒幕だぞ」


 あながち間違ってはおりませんわ。わたしがこの戦いをプロデュースしているのですからね。ウフフ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ