1082 組織図 上
起きたら王都から全守護騎士団が集まっていた。
元々少ないので、大軍が集まった感はない。あら~。たくさん集まったわね~ってくらいだ。
各騎士団の団長様が集まった。
約六百人はいると聞いていたから騎士団は六つかと思っていたら十人の騎士団団長が集まっていた。
「不勉強で申し訳ありません。王都守護騎士団はいくつあるのですか?」
素直に尋ねてみた。
「正式には十五団だ。ただ、王都は広いからな、正騎士の他に王民から募った準騎士がいる。第一から第五までが主。第六から第十までが準。第十一から第十五まで補となる」
へー。王都守護騎士団ってそんな組織だったのね。あとで組織図をいただきましょうっと。
「と言うことは、第一から第十までの騎士団が集まった、ということでよろしいでしょうか?」
なんとなく見た目から第一から第五までの団長と、第六から第十までの団長の違いがわかる。まあ、王政では仕方がないこと。重要な役職は高位貴族で占められるんだからね。
「ああ。まず第五から第十までの騎士団に一番槍を任せたい」
この世界にも一番槍とかあるんだ。ふっしぎぃ~。
「よろしいのですか? 手柄を渡しても?」
使い捨てではないことを知らしめるための茶番だ。ラインフォード様は下のことをよくわかっているわよね。
「ルティンラル騎士団とミランダルク騎士団は、後詰めを担当する。チェレミー嬢のことだ、敵に奥の手があるのではないかと考えているのだろう?」
「そうですね。そのときはわたしが出ようと思っておりました。騎士様を散々戦わせて、送り込んだわたしが無傷とはいきませんから。最後くらいこの身を捧げませんと騎士様方に顔向けできません」
大丈夫。わたしのメ○ンテは十回は使用できるものだから。
「最後にあなたが死んだら我らの恥だ。そうならないためにルティンラル騎士団とミランダルク騎士団は残るのだ。第六から第十の守護騎士団は、可能な限り骸骨どもを減らして欲しい。無限に出て来るようで敵の魔力を減らすことに繋がっているのでな」
身分はあるけど、頭ごなしに命令できない。人をよくわかっているラインフォード様にしかできないでしょうね。
「一番槍を行っていただく騎士様方にもグリムワール、付与防具をお渡しします。望むのであれば新しい剣もご用意させていただきます」
席を立ち、天幕の外に出てアイテムボックスワールドから大量の剣(箱入りね)を出した。
「五百は用意してあります。性能としてはグリムワールと同じです。自身の魔力によりますけど、溜めれば守護聖獣様級の魔力に相当します。溜め込む場合は、他者の魔力でも構いません」
わたしの付与魔法は魔力があればチートである。ってまあ、月の姫様の魔力を消費させるために創っただけなんだけどね。




