俺、彼女を殺されて魔法少女になります2
前回の続き
三日後、俺は、退院する事が出来た。
その二日後彼女の葬式が営まれた。
俺も、参列した。
俺は、あの日以来ぶりに彼女の顔を見た。
彼女の死因は、失血死だった。
原因は、俺を庇った時に出来た傷によるものだった。
俺は、彼女の頬に触ると冷たかった。
涙が出そうになり俺は、人気がない所に行き壁を叩きながら膝から崩れた。
そして、二日にかけて葬式の一連の行程が終わった。
俺は、次の日から仕事に復帰した。
いなかった間の資料やら書類を片付けつつ新規事業の資料作成や、休んでいた間の申請等を何十日も自分の執務室は籠って泊まり混んでやっていた。
何故泊まり込んだのか?
その理由は、シンプルだ。
そうでもしないと自分を追い詰めて自分で自分を傷つけて最悪自殺しかねないからだ。
だから、俺は、家に帰らず執務室で過ごしていた。
だが、ある日見かねた社長から、帰るよう促され俺は、しぶしぶ家に帰った。
家に着き玄関の電気を着け靴を脱いだ時、下駄箱の上に置いてあった写真立てが目にとまる。
写真立ての中には、俺の首を手繰り寄せて撮った自撮り写真が飾られている。
俺は、その日の事を思い出して少し微笑みながら写真立て越しに彼女の頬の当たりを指で撫でる。
俺は、スウェットとジャージに着替え床に大の字になった。
ふと、テレビを着けると……
『次のニュースです。また、魔法少女の手によると見られる事件で死者が……』
何故、『魔法少女』は、人々を守らないんだ……と思いながら天井を見つめる。
あ~憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
あ~この世から悪の『魔法少女』を根絶させないと……
この時、俺の中の何か鎖のような物が壊れ何かが開く感覚がした。
直後、俺のスマホに通知音がしてスマホをとって見た。
もしかしたら、会社からの連絡だといけないからなと思って開くとSNSからの通知だったが無視をしようとした直後、勝手にロックが外れSNSのアプリが起動した。
勝手に開いたSNSのダイレクトメッセージの所に飛んだ。
そこに書かれていた内容は……
『はじめまして、佐江嶋 勇治さん』
俺は、SNSの名前をネットリテラシーの観点から本名じゃなく、『ネコ橙色』という名前でやっているのにこのメッセージの送り主が知るはずもないしこの送り主のアカウントのアイコンの写真が真っ暗で少し恐怖していた。
『復讐する力が欲しくないですか? 悪の『魔法少女』を殺す力が欲しくないですか?』
この送り主は、盗聴でもしてるのか? と思っていたら……
『今行きますので少々お待ちください!』
というメッセージが送られた直後、インターホンが鳴った。
俺は、恐る恐るドアを開ける。
すると、本来着いているはずの廊下の電気が消えていたと直後、俺の部屋の前のライトだけ着くと俺の目の前に一人の仮面を被り古代のギリシャの神話に出てきそうな服を着た少女が立っていた。
すると、廊下の電気が全て消えたと思ったらすぐにつき少女が消えている事に気づいて廊下を何度も見渡したがいなく部屋に戻ったら自分の家のようにソファーに座って寛いでいた。
俺は、仕方なくお茶を出した。
少女は、緊張しているのか、足が震えていた。
直後、俺の顔に吐いた、何とは言わないが。
すぐに、魔法で無かった事にしたけど……
すると、少女が立ち上がり俺の顔を持ち上げるとニヤリと笑い俺が入れたお茶を飲み干すと、
「あなたに、これをあげる!」
少女は、懐から出したアクセサリーを入れるような小さい箱からコウモリのチャームが付いた片方だけのイヤリングを取り出すと俺に差し出した。
俺は、イヤリングを取ると勝手に動き出すと俺の右耳に装着されると俺の体が何処から現れたのか分からない無数のコウモリに包まれた。
そして、俺を包んだコウモリが離れると俺は、身体の変化に気づく。
まず、無駄に大きい胸、多分GかFカップ位の胸に褐色の肌にフリフリしたスカート魔法少女というより敵の女幹部のような服だが、全体が見えないし顔がどうなっているか分からず洗面所の鏡を見たが何も見えないというより映っていない。
他の鏡を試すが結果は変わらなかった。
すると、少女が魔方陣を出すとその魔方陣に手を突っ込み取り出したのは、鏡だった。
少女から、この鏡を見なと促されて覗き込むとそこには、他の鏡では映らなかった俺の全体像が見えた。
先述したような感じに、顔は、赤い目に青い髪の右目が隠れるショートヘアだが、内側に左右で異なった色のメッシュ、右に黒左に赤のメッシュが入っていて特徴的なのは、鋭く尖った牙で魔法少女というよりは、吸血鬼に近いような感じがした。
「グッドモーニングそして、ハッピーバースデー! 今日からあなたは、『魔法少女』です! 初めまして、『血』の魔法少女」
俺は、少女の言葉を聞いた時、ある意味皮肉だなと思っている。
理由は、シンプルだ。
俺の彼女を殺したのが『魔法少女』というだけじゃない。
ある意味で俺は、呪われているのだと思う。
俺は、祖父母に育てられたが、その前までは普通に両親に育てられたが、五才の時に引き取られた。
俺の母親は、『魔法少女』と魔物の戦いの最中に倒れた看板の下敷きになった不慮の事故で死に父親は、『魔法少女』が起こした事件に巻き込まれ死んだ。
母親は、三才の頃で、五才の時に父親が死んだ。
そして、俺の彼女が死んだのも『魔法少女』というこれを呪われた血と言わずになんて言えばいいんだ。
すると、少女が上機嫌にステップを踏んで一礼すると電気が消えたと思ったらすぐにつき少女は、その場から消えていた。
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