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俺、彼女を殺されて魔法少女になります3

 自分の魔法を確認したいが困惑している俺の脳内に直接語りかけてくる。


「魔法ってのは、君のイメージで威力が変わるからね! あとは、“名は体を表す”ともいうから技名は大事だから気をつけてね!」


イメージが大事と言われても何をイメージすればと思いつつ俺は、蝶をイメージしながら右手を握り締めて血を出してみたすると、その血が徐々に変化して蝶の姿になったと思ったらヒラヒラと羽ばたき飛んだ。

俺は、イメージどうりに動くのか確かめる為に“右に曲がれ”とイメージしたら蝶も右に曲がり“一回転しろ”とイメージしたら一回転した。

というか、俺の見た目が吸血鬼ぽいならと俺は、左手をコウモリだとイメージしたらその通りに左手が複数のコウモリになる事が出来た俺は、窓を開けてコウモリ化した左手を外に出して操ってみた。

すると、半径1メートル以内を一周してから戻ってきた。

今度は、逆に左手を人間体に戻るようにイメージしたら、ちゃんと戻る事が出来た。

俺は、調子に乗って全身をコウモリ化させて外に出た。

勿論戸締まりはちゃんとした上で行った。

空を自由に飛べる姿を彼女に見せたかったと思いつつ家の近くの工事現場を飛んでいた時に女性の悲鳴のようなものが聞こえた。

俺は、近くの安定した鉄骨の上でコウモリを集合させて人間体に戻って様子を伺った。

本来この時間は、工事をしていない時間帯だった為灯りが着いていないのだが、俺には、くっきりと見えていた。

そこにいたのは、スーツを着た女性が怯えたように座り込んで助けを求めていた。

スーツの女性の前には、裸に革ジャンでジーンズを履いた少女がニヤニヤしながらスーツの女性に近づく。

すると、スーツの女性が鉄骨に背を付けて逃げようと立ち上がろうとした瞬間、少女が間合いをつめてスーツの女性の髪を持ち上げる。

スーツの女性は、金ならあげると言ってバッグを渡そうとするが少女は、それに興味が無いのかほおり投げてスーツの女性の耳元で何かを呟くと少女の腕に魔方陣が現れてそのままスーツの女性の背中を殴るとスーツの女性は、衝撃でバウンドして直後、少女がスーツの女性の腹を蹴るとスーツの女性は、鉄骨に当たりその場にぐったりしていた。

少女がスーツの女性を仰向けにして止めをさそうと魔方陣を纏った拳を振り上げようとしていた。

だが、それは間一髪のところで当たらなかった。

なぜなら、俺が防いだからだ。

俺がコウモリ化して魔法を纏った拳の周りにまとわりついて殴るのを邪魔していた。

少女がコウモリ化した俺を振りほどこうとするが出来ずイライラしたのか、魔法を纏った拳を地面に叩き付けて砂ぼこりが辺りに舞って何も見えない。

俺は、砂ぼこりの外まで飛んで難を逃れた。

砂ぼこりが晴れると少女がいない事に気づいて意識を集中して全てのコウモリで探した。

すると、頭上から何か分からないがエネルギーを感じて上を見たら、そこには、少女が先ほど同様魔法を纏った拳を振り落としていた。

だが俺は、コウモリを散らして回避した。

砂ぼこりがまた舞ったが俺は、注意深く観察し警戒していると砂ぼこりが徐々に晴れるとコウモリ化した俺を見つめている。


「おい、降りて正体を現せこの卑怯者!」


何故降りなきゃいけないと思いつつもコウモリ化が予想以上に頭を使ってしまって疲れたから、俺は、コウモリ化を解除して人間体に戻った。


「てめぇかさっき邪魔したのは、お前か!」


イライラしたのか少女がじだんだを踏む。

なんだろう、この娘の年齢が勘だが解る気がするほど幼稚に見える。


「俺は、お前より賢くて、誰よりも優秀な魔法少女なんだぞ! バカは、さっさと俺に殺されろォォ!」


言動もそうだが、コイツ幼いというより世間知らずのガキにしか見えない。

だからこそかなぁ……

  

「お前、弱いな!」


俺は、コイツの人となりを知らないがこの言葉が自然と出た。

本来、成り立ての俺が勝てるような相手ではないはずなのが普通であるはず、他の魔法少女の事は、ニュースで見た事がある位であとは知らないが、あの言動と行動がいい意味で心の弱さが垣間見える気がした。

なんせ、俺の弱い発言に激昂するだけでさっきまでと同じような魔法を纏った拳で殴ってくるような行動をしてこない辺りを見ると怒りを制御出来ない自分こそが優秀だと自己肯定感が強いだけの小物だと思ったらなんか少しだけ哀れに見えてきたが、そろそろスーツの女性が危ないかもしれないからさっさと終わらせますか。


「さっさとかかってこいよ! 一発はくれてやるよ」

「なら、この『暴力』の魔法少女である俺がお望みどうりにしてや……あれ?」


少女こと『暴力』の魔法少女が魔法を纏った拳で立ち尽くして挑発した俺の顔を殴ろうとしたが、直後、地面に倒れた。


「……お前、何をした!?」

「簡単だよ、お前の身体にコウモリを付けて吸血させただけ!」

「何処にだ?!」

「教えるわけないでしょ!」


俺は、隠れていた右目を見せる。

『暴力』の魔法少女が革ジャンをめくって身体中を探してコウモリを探した。

すると、『暴力』の魔法少女が自身の脇腹の辺りを触り何かを引っこ抜いた?

その手にはコウモリが握られていて握り潰そうとしていたが、さらにコウモリを小さくして難を逃れたコウモリが俺の右目の辺りに集結するとポッカリ空いていた俺の右目の部分が戻り見えるようになった。

そして、『暴力』の魔法少女は、気絶したように倒れた。



  


「面白かった」


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面白くなかったら☆1だけでも構いません。

それと、他にも連載しておりますURLを下に張っておくので興味がありましたらぜひ読んでみてください

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