表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

魂の形

ん?ここは…どこだ?なんかいい香りがするな

『やっと気づいたか、心配したぞ?』

そこには

『ふぁっ!?』

金髪碧眼の女の子に膝枕されてた

『誰だ君!?』

『誰ってお前…国松だよ。エミリー国松』

『お前…本当に女だったんだな…』

『そうだよ。自分ではあまり可愛いとは思ってないんだけどな』

『見た目は僕と同じくらいだな。後綺麗だよ?』

僕がそう言うと、少し顔を赤らめながら話し出した。

『生きてるときに、ブス!異国人!とか言われまくって。それがきっかけで引きこもりになってね…』

『そうなのか、聞いちゃってごめんな』

『いいのいいの、あのときは家の手伝いをして、バイトして働きまくったよ…そして17で過労死。』

『…今の君を見ると信じられないのだけれど。』

『この56年で、自分でもなんだけど真面目な性格がニートの女王様と呼ばれる程、怠惰な性格になったんだよ』

『人に会いたくなくなり、働く事に疲れた結果。荒んで荒んで、今にいたります』

17歳で死んだのか…意外と辛い人生を送ってきたんだな。ん?56年?つまりこいつ…

『お前73歳かよ』

『お母さんから習わなかったかい?女性に歳を聞いてはいけませんって』

『親戚のおばさんより上かよ…』

悲報、美少女がおばさんだった件について

『話辞めていい?なんかムカついてきた』

『お、おう…』

話題を逸らさなくてはなにかあったかな…そうだ!!

『国松は紹介のときに、天使みたいな存在って言ってたけどどゆこと?』

『うーん、どう説明したらいいんだろ…どっちかっていうと天使だけど、結構堕天してるかな?あと、爆霊と同じ魂の形らしいね。』

『爆霊と同じ魂の形?』

『うん。母がね、爆霊の呪詛を浴びせられてしまってね、母は無事だったんだけど、母のお腹にいる俺の魂の形を変えられてしまったんだ。』

『この世を怨む魂の形に』

この世を怨む?どういうことだ?

『それで国松は無事だったの?』

『無事じゃないね。俺の右眼紅いだろ?』

『紅いな』

『これが呪い。相手に自分の辛い想いを伝えたり、相手のトラウマを蘇らせる事が出来るんだ。』

トラウマか…こいつ大変な能力持ってるな…

『お前自身は大丈夫なの?』

『うん。心配してくれてありがとう。』

『意外と素直だな。』

ただの面倒臭がりではなかったのか。そういえば…

『いきなりで悪いけど爆霊ってなに?』

『うーんとね。 種類は様々なんだけど要は、世の中を怨み過ぎた生物の魂の末路なんだよ。 』

『生物?人だけじゃないの?』

『そうだよ。 種類は様々でね、蟲の集合体や犬などの獣、そして人間だよ。』

『蟲に意志はあるのか?』

『 あるよ。馬鹿だけどね 』

人の爆霊だけではなかったのか…あれ?

『さっき戦った奴は鴉型の爆霊だよな』

『そうだよ』

『何故、鳥の形の爆獣だったんだ?』

『取り憑いたのが、鴉だったからな。爆霊取り憑いた生物の形に殆どはなるよ。ただ変貌する事もあるけどな』

『例外が蟲の爆霊。総称『苦怨爆霊』といって、取り付いた生物の体を虫型や爬虫類型の爆獣に変化させ、周りに毒素を撒き散らす。そして取り憑かれた生物は1日で死ぬんだよ。こいつ等が一番めんどい 』

爬虫類?どういう事だ?

『爬虫類ってどういう事だ?蟲なんだろ?』

『蟲といってもね。こいつ等の元は、古代中国で生まれた『蠱毒』という呪術なんだ。爬虫類とか虫とかを殺しあわせて、残った蟲で人を殺すんだ』

『だからこいつ等は自分達と人間を憎んでいるんだ』

『それよりもさ…』

『ん?』

『家帰らなくてもいいのか?』

時間を見ると、6時30だった。

『もう3時間たってるじゃないか!夕飯買ってない…』

『雅人は一人暮らしなのか?』

『いや、母と妹と父と俺の4人暮らし。父は学校の先生をしてるんだ』

『そうか、雅人は偉いな。お母さん達にご飯を作るなんて』

『お前の方が凄いよ…だって働きまくったんだろ?』

『父が先に亡くなったからな、母は病弱で働ける状態ではなかったんだよ。だから働いた…だが働き過ぎた』

『働くのはなんで嫌なの?』

『働き過ぎて過労死した事のトラウマだな。後はたんに面倒くさい』

『そっか…』

『それよりも、きっとお前の家族はお前を待ってるはずだからな。早く帰らなきゃ。』

『お前はどうするんだ?』

『後で教えてやるよ、じゃあな。後 ALIVE・AGAINは手放すなよ? 』

『どうせ戻ってくるんだから、離さないよ。またな!』

こうしてエミリー国松と別れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ