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「…やっぱり家ででいいですか? 」
少し考えて蓮華が言うと
「えー まあいいけど」
蘭は残念そうに言った。
2人は個室のような席にいる。しかし扉は無くウェイターが横を過ぎることもある。
蓮華は例えこの先も接点が無い人だろうと、個人的な話を聞かれるのが嫌だった。
何が個人的な話になるのかの境は彼女の中でもあいまいだったが…
「ママ、忘れず家で聞くからね」
蘭は楽しみというようにそう続けた。
帰宅したら覚悟しないと と蓮華は思った。
そして今日の出来事を思い出し胸の鼓動が早まるのを感じた。




