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中華料理店で注文をし終え、まったりしていた蓮華と母、蘭のテーブルにウーロン茶が運ばれてきた。
「乾杯」グラス同士を合わせる2人。
ウーロン茶を3口ほど飲み、コースターの上に置いた蓮華は、蘭のことばにドキリとした。
「駅でママが電話かけた時、誰かといたでしょ」
蓮華は思わず、目を見開いてしまった。
「何でそう思うの? 」
蓮華は平常心を心がけながら訊く。
「話し方とかがそういう感じだったからさ」
ニヤッと笑いを含んで蘭は答える。
「もしかしてここでは話せないことなの? 」
少し面白がったように蘭が続けるため
「そんなことない」
蓮華は慌てて言った。




