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1692 目だらけ
目だらけは再度の怪といわれるもので、山梨県甲府市に次のような話が伝わっています。
その昔。
ある男が夜遅く行逢橋を通っていると、子供を抱いた女が声をかけてきて、子供の足袋の紐を結んで欲しいと頼みました。
男がこれに応じ、子供の着物のすそをまくると、その子の足には目がたくさんついていて、それがギョロリとにらんできました。
男はあわてて逃げだし、三の宮まで来たところで一人の爺に出遭いました。
男が先程のことを話すと、爺が自分の足袋を脱いで足を見せました。
「こんなものだったかえ?」
この爺の足にも目が数え切れないほどあり、男はその場で気を失ってしまいました。
この目だらけ。
タビタビ出たのでした。
・タビタビ=足袋=度々(たびたび)




