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1690 馬憑き2
馬憑きは憑き物の一種です。
これは馬の霊が人にとり憑くもので、江戸時代前期の仮名草子『因果物語』に次のような話があります。
その昔。
三州江村の受泉という法師は若い頃、馬の売買の仕事をしていたのですが、ある年の春から、目をむいていなないたり、桶から雑水を飲んだりと、馬のような挙動を始めました。
周囲の者は、初めは悪ふざけだろうと思っていたのですが、やがてふざけて行えるものではないということがわかってきました。
受泉はまもなく死んでしまいます。
法師になったが過去の行いが悪かったため、生きながらに畜生道へ墜ちたのだろうといわれました。
この馬憑き。
受泉に憑いて殺してしまいました。
ウマが合わなかったのです。
・ウマが合わない=好みや考え方が合わず付き合いにくい
・『因果物語(いんがものがたり』(江戸時代前期の絵草子、仮名草子)




