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妖怪百物語  作者: keikato
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1689/1754

1689 布団の怪

 布団の怪は怪異の一種です。

 これは東京都江東区に次のような話が伝わっています。

 終戦後の物不足の頃。

 江東区に住んでいた某男は、古道具屋から買った布団で寝始めた頃から、深夜にジワジワと首が締めつけられるようになりました。

 布団を調べてみたところ、中の綿が血に染まっており、驚いた男はただちに警察に通報しました。

 捜査の結果。

 元の持ち主が布団の中で人を殺し、血のついた布団カバーだけを取り替えて、古道具屋に売っていたことが判明しました。

 これは殺された人物が犯人の逮捕を望み、自分が殺されたことを教えようとして、やったことではないかといわれました。

 某男の話によると、真綿で首を絞められる感じだったといいます。


・真綿で首を絞める=時間をかけて徐々に責める、痛めつける

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