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1679 アグドボッポリ1
アグドボッポリという妖怪がおります。
岩手県二戸市に伝承があり、これは狐や狸の化けたもの、あるいは飢餓で死んだ人の霊が化けたものだといわれています。
名前のアグドは東北地方では足の踵のことで、ボッポリは何かがものに当たる音のことです。
このアグドボッポリは夜道、墓場、古木の下などといった寂しい場所に現れ、歩く者の踵にぶつかってきました。
気のせいかと思っていると、またぶつかってきます。
よく見れば、黒いかたまりに目が一つという目玉のようなものが転がってきて、踵にぶつかっています。
これは悪戯をしているのですが、ときおり踵に噛みつくこともあったといいます。
出遭った者はたまに痛い目にあいました。
・痛い目にあう=ひどい体験をする




