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1678 雪婆2
雪婆という妖怪がおります。
愛媛県宇和島市などに伝承があり、これは雪の降る時期に現れる一本足の老婆とされ、雪の上に雪の塊の跡が一つポコッと凹んでいたり、一本足の足跡が残っていたりしたといいます。
また雪婆は旅人を襲ったり、子供をさらったりしたといわれ、雪が降る時期になると、親たちは子供がむやみに外に出ないよう注意を払っていたといわれています。
山梨県の旧上九一色村に伝わる雪婆は「ゆきばんば」といって、晩秋の曇った夕方に「しろつこ」という小さな羽虫が飛ぶと、それは雪婆が近くの山まで来ている兆しだとされました。
秋の終わり。
村人たちは羽虫が飛ぶのを見て言いました。
「雪婆のキザシタ」
・キザシタ=兆しだ=来ました




