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1676 狗賓
狗賓は天狗の一種です。
これは狼の姿をしており、犬の口を持つとされ、著名な霊山を拠点とする大天狗や小天狗とはちがって、名もない山奥に棲んでいたといわれています。
また大天狗や烏天狗が修験道や密教などの仏教的な性格を持つのに対し、狗賓は土俗的な山岳信仰に近いものでした。
天狗としての地位は最下位ですが、それだけに人間の生活にとっては身近な存在で、特に山で仕事をする人々は狗賓と密接な交流があり、狗賓の信頼を受けることが最も重要とされ、そうしたことから狗賓は山の神の使者だともされました。
この狗賓。
天狗になる以前は狼でした。
それが神の使いとなり、そのときうぬぼれたことで天狗になったといいます。
・天狗になる=うぬぼれる
・修験道=山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする
・密教=大日如来を本尊とする真言秘密の教え




