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1675 カシャンボ1
カシャンボという妖怪がおります。
和歌山県などの紀伊南部に伝承があり、これは川から山に移り住んだ河童が変化したもので、姿かたちは子供の背丈ほど、頭には皿がありました。
河童と同じく悪戯好きで、山中で作業をしている馬を隠したり、牛によだれのようなものを吐きかけたりして苦しめました。
また、牛小屋の戸口に灰をまいておいたところ、地面に残されていた足跡はカモの水掻きのようで、見た者の話によると、カシャンボは青い衣を身に着けていたといいます。
一方、カシャンボの姿は犬などの動物の目には見えるが、人間の目には見えないともいわれています。
ただし……。
目を皿にして見たときに限り、頭に乗った皿が見えたといいます。
・目を皿にして=目を大きく見開いて




