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1673 火間虫入道
火間虫入道は鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にあり、それには縁の下から上半身を出して、行灯の油をなめる姿が描かれています。
その名称は、江戸時代にあった文字絵遊び「ヘマムシヨ入道」に由来しているといいます。
石燕の解説文。
「生きてときに益なく、うかりうかりとひまを盗みて一生を送るものは、死してもその霊、ひまむし夜入道となりて灯の油をねぶり、人の夜作をさまたぐるとなん」
昭和以後の解説。
生前に怠け者であった者が死後に化けたもので、夜なべして仕事をしている人がいると、行灯の火をなめて、作業の邪魔をしたとしています。
この火間虫入道。
死後の霊が化けたもので、ムシされたのでした。
・ムシ=虫=無視
・文字絵遊び=文字を組み合わせて絵を作る江戸時代の遊び
・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)
・『今昔百鬼拾遺』(こんじゃくひゃっきしゅうい)




