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1671 随摩
随摩は鬼の一種です。
これは海岸沿いに棲む女の鬼で、新潟県佐渡市に次のような話が伝わっています。
ある呉服屋は嫁入り衣装を背負って歩いていた際、現れた随摩に反物を奪われそうになりました。
そのときこの呉服屋は「矢柄薬師が来るぞ」と叫び、災難を逃れられたといいます。
ちなみに矢柄は集落の名前で、そこにある小さな薬師堂では、今も毎年旧暦の3月8日に護摩焚き法要が行われているといいます。
あるとき。
随摩がカミナリ様を馬鹿にすると、これに怒ったカミナリ様は雷鳴でもって山の頂を砕き割り、大雨を降らせました。
このとき割れた岩は海まで飛び散りました。
この随摩。
ナリフリかまわず逃げたといいます。
・ナリフリ=鳴りふり(雷鳴)=なりふり
・ナリフリかまわない=体裁などにこだわっていられない
・護摩焚き=僧侶が様々な供物を焚き上げ厄や災いを払う




