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1670 いが坊
いが坊という妖怪がおります。
これは江戸時代後期の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』にあり、あごの下に多くのイガイガがある妖怪が、桐の葉の絵柄の着物を肩脱ぎにして、肋骨をあらわにした姿で描かれています。
同じく江戸時代に描かれた妖怪絵巻『百物語化絵絵巻』では、「うわ口」という名前で、同じ姿の妖怪が描かれています。
いが坊の「いが」は、あごの下のイガイガのことだとされていますが、これら二つの図画には、それらについて何の記述もなく、実際にどういった妖怪なのかは不明です。
このいが坊。
着物の絵柄が栗の葉であれば、イガイガの意味もまだわかります。
それがなぜ桐の葉?
このいが坊。
考えればキリがありません。
・キリ=きり=桐
・『百鬼夜行絵巻』(日本の絵巻物で多数の作品が現存)
・『百物語化絵絵巻』(詳細不明)




