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1669 天狗揺すり
天狗揺すりは怪異の一種です。
日本各地に伝承があり、これは夜中に何者かが山小屋を揺するというものです。
こういった山中での目に見えない怪異を天狗の仕業だとするのは、伝承として広く引き継がれ、こうした天狗は決して姿を見せませんでした。
山梨県の伝承。
小金沢の山中にユスリ小屋という造林小屋があり、木こりがここに泊まると、炉の自在鉤をゆさゆさと揺らしたといいます。
神奈川県丹波市の伝承。
揺らされているときに小屋から出ると怪我をするといい、かといって我慢して小屋にいると、天狗の鼻が天井を突き破って現れたといいます。
この天狗揺すり。
現れるときは小屋が揺れたので、ハナから天狗が現れるとわかっていました。
・ハナから=はなから(最初から)=鼻から




