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妖怪百物語  作者: keikato
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1668/1756

1668 縄筋

 縄筋(なわすじ)は怪異の一種です。

 香川県などに伝承があり、縄筋は化け物が通る道のことで、この道の上に建物を建てると凶事があるといわれていました。

 昭和14年某月。

 香川県坂出市の水源地で、縄筋といわれる道の一部をつぶして新道を通したところ、その水源地で宿直をしていた職員たち全員が、寝ている最中に何者かに胸を締めつけられるという怪現象に見舞われました。

 その後。

 職員らは黒い顔に赤い口の化け物を見たり、何者かが外を走る音を聞くようになりました。

 そこで神主を水源地に呼び、神棚を作ってお祓いをしてもらったところ、怪異はいったん収まりました。

 この縄筋。

 その後も繰り返し起き、一筋縄ではいかなったといいます。


・一筋縄=縄筋

・一筋縄ではいかない=普通のやり方では思うとおりにすることができない

・昭和14年=1939年


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