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妖怪百物語  作者: keikato
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1665/1756

1665 山彦2

 山彦は怪異の一種です。

 これは日本各地に伝承があり、山や谷の斜面に向かって声や音を発したとき、それが反響して遅れて返ってくる現象で、古くは山の神、山の精霊、山に棲む妖怪などの仕業にされていました。

 また西日本に伝わる妖怪の山童(やまわら)や、木の中に棲んでいる妖怪の彭侯(ほうこう)と同一視されることもありました。

 高知県宿毛市では、昼夜を問わず深山で恐ろしい声が聞こえる怪異をヤマヒコといいました。

 鳥取市では山中に住む呼子(よぶこ)または呼子鳥というものが、山彦の声を発するとされ、その姿は鳥のようなものであったといいます。

 この山彦。

 山鳥たちの鳴き声と、トリちがえられていたこともあったといいます。


・トリ=鳥=取り

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