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妖怪百物語  作者: keikato
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1655/1757

1655 猫神

 猫神は憑き物の一種です。

 これは犬神と同じような性質を持つ憑き物で、九州、四国地方に次のような話が伝わっています。

 山口県大島郡の伝承。

 死んだ猫の横を通ると猫神が憑くとされ、「猫神うつんな、親子じゃないぞ」と、呪文を唱えると免れられるといわれています。

 大分県の伝承。

 猫神を使役する家もあったといい、これは犬神よりも危険とされました。

 猫神を生じさせる方法としては、三毛猫を縛りつけて前に鰹節を置き、7日間絶食させて、首をはねるという手法をとりました。

 猫神は水を苦手とすることから、憑かれた者の首だけを出して水に浸けておくと、その者から自然に離れていったといいます。

 この猫神。

 ミズカラ離れていきました。


・ミズカラ=水から=自ら

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