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1646 葛の葉
葛の葉は妖狐の一種で伝説上の名前です。
平安時代。
摂津国の阿倍野に住んでいた安倍保名は、和泉国の信太の森で猟師に追われていた白狐を助け、このとき保名は怪我をしてしまいました。
それを介抱したのが葛の葉で、やがて二人は恋に落ち、夫婦となって童子丸という子を授かりました。
ところがあるとき、葛の葉は狐に戻った姿を童子丸に見られてしまい、次の一首を残し、信太の森に帰っていきました。
「恋しくばたずねきてみよ 和泉なる信太の森のうらみ 葛の葉」
その後。
童子丸は安倍清明と改名し、史上に名高い陰陽師となりました。
ある日。
清明は信太の森に母を訪ねました。
葛の葉が驚きます。
「ど、どうしま……る」
・ど、どうしま……る=童子丸=ど、どうします
・安倍保名=古浄瑠璃「しのだづま」の登場人物。




