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1639 砂投げ狸1
砂投げ狸は大正時代、宮武省三著『讃州高松叢誌』に次のようなことが記されています。
これは私が暮らす讃岐高松での話である。
かれこれ30年前。
ある夜、私の親戚の老人が田舎からの帰りに御坊川を通りかかった際、後ろからパラパラと砂を投げつけられた。
誰の悪戯かと振り返ってみたが、そこには誰もいなかった。
妙なことだと思いながら再び歩き始めると、またもや砂が
老人は再度振り返って、周囲をよく見回し、また耳を澄ませてみた。
しかし、人の気配がまったく感じられない。
結局、3度も砂が投げつけられた。
――ふむ、さては狸の仕業か。
そう感づいた老人は、念仏を唱えながら帰ってきたという。
この砂投げ狸。
サンド投げつけました。
・サンド=三度=サンド(砂)
・宮武省三(詳細不明・民俗学研究者)
・『讃州高松叢誌』(さんしゅうたかまつそうし・1931年刊)




