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妖怪百物語  作者: keikato
1280/1298

1280 天蓋藪

 天蓋藪てんがいやぶは怪異の一種です。

 これは和歌山県紀の川市貴志川町に次のような話が伝わっています。

 ある晩。

 某男が仕事を終えて家に帰る途中、ある竹藪の前を通ったときでした。

 なぜか道の真ん中で、こいが2匹ピョンピョンと跳ねています。

 男が鯉に手を伸ばすと、鯉はピョンと逃げ、それを何度か繰り返すうち、男は気がつくと竹藪の中に入っていました。

 やがて奇妙なものが、どこからともなく光を放ちながら現れ、男の頭上をくるくると舞い始めました。

 それはまぶしく輝き、ひらひら風にゆれ、よく見ると葬式の際に使われる天蓋で、男は驚いて一目散に逃げ出しました。

 この天蓋藪。

 人を竹藪の中に誘い込みました。

 コイコイ。


・コイコイ=こいが二匹=来い来い

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