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1277 狸火1
狸火は怪火の一種です。
これは日本各地に伝承があり、その名のとおり狸が灯した火だといわれています。
摂津国川辺郡多田村に現れた狸火は、人の形をしているものが火をたずさえて牛を引いていたといい、その火から煙草の火を借りることもでき、普通の人間となんら変わらなかったといいます。
徳島県三好郡では、男が夜更けに峠道を歩いていると、山頂に一点の灯が見え、それがみるみるうちに増えて数十個の数になりました。
男はそれが狸火だとわかると、狸火から身を守る方法の「狸火に向かって小便をする」をやってみたところ、その効果か狸火はすぐに消えましたが、小便が終わると再び現れました。
この狸火。
小便の間のシッコー猶予でした。
・シッコー=執行=しっこ(小便)
・執行猶予=刑の執行を一定期間猶予することができる制度




