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1269 座敷小僧
座敷小僧という妖怪がおります。
これは「座敷童子」の類いのもので、岩手県や愛知県に次のような話が伝わっています。
岩手県下閉伊郡岩泉町の伝承。
ある旧家では、奥座敷の真ん中の柱のそばを踏むと枕元に現れたといい、それは4、5歳ほどの赤黒い裸の坊主で、背丈は2尺ほどであったといいます。
愛知県北設楽郡東栄町の伝承。
某酒屋に子供の姿で現れ、雇用人が奥座敷の雨戸を閉めに行ったときによく姿を見たといいます。
同県新城市の伝承。
ある裕福な家に現れていたのですが、茶釜に紡錘の糸を当てるというタブーを犯したため、座敷小僧が家を去り、家は衰退してしまったといいます。
この座敷小僧。
イトおしく家を出たといいます。
・イトおしく=愛おしく=糸おしく




