1266/1274
1266 天逆毎
天逆毎は女神の一種です。
江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によると、天逆毎はスサノオが体内にたまった猛気を吐き出し、その猛気が形を成すことで誕生したとされています。
これは天邪鬼の祖先とされ、姿は人間に近いものでしたが、顔は獣のようで、牙、高い鼻、長い耳を持っていました。
物事が意のままにならないと荒れ狂い、神をも千里のかなたへと投げ飛ばし、鋭い牙で何でも噛み砕きました。
また天邪鬼のように物事をあべこべにしないと気がすまない性質で、上のことを下、前のことを後ろ、左のことを右などと逆さまに言いました。
この天逆毎。
天の神からすれば、取るに足りないザコだったといいます。
・ザコ=天逆毎=雑魚
・雑魚=取るに足りない者
・スサノオ=日本神話に登場する男神
・『和漢三才図会』=寺島良安著の絵入り百科事典)




