表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
1227/1292

1227 高雄山の怪

 高雄山の怪は堀麦水の『三州奇談』に次のような話があります。

 享保年間。

 金沢浅野川下流に弥助という猟師がいた。

 弥助は来世での罪を恐れず、盂蘭盆うらぼんの日の朝も猟に出かけた。

 高尾山のふもとはまだ暗く、そんなときに四十ほどの女と十八、九と見える女が白い衣をつけ、長い髪を乱して道に座り込み、さめざめと泣いていた。

 弥助は怪しいと思いながらも、二人に近寄って訳を聞くも、女たちは何も答えなかった。

 弥助が足早にそこを通り過ぎ振り返ってみると、二人が猛然と追ってきたので、弥助は恐ろしくなって四十万の里まで走って逃げた。

 女たちの姿はいつしか消えていたという。

 この高雄山の怪。

 女たちが怪しいのはヤマヤマでした。



・ヤマヤマ=山山=やまやま(たくさんあるさま)

・盂蘭盆=ご先祖様の魂を自宅にお迎えしてご供養するのための行事や期間。現在のお盆

・堀麦水(ほりばくすい・1718~1783・俳人)

・『三州奇談』(さんしゆうきだん・加賀・能登・越中の奇談・怪談・珍談)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ