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1226 とんがらし地蔵
とんがらし地蔵は埼玉県川越市に次のような話が伝わっています。
その昔。
川越の村に、何にでもとんがらしを振りかけて食べるほど、辛い物が好きな男がいました。
そのせいか体中にイボができていました。
医者も薬草も願かけも効果がなく、最後の神だのみとお地蔵さんにとんがらしを供え、「お地蔵さん、おらのイボを取ってくれたら、必ずやとんがらしを断ちます。どうかお願いします」と祈願して、とんがらしで体中のイボをこすりました。
すると満願の日、イボがすべて落ちました。
男は大喜びして、とんがらしを倍にしてお地蔵さんに供えました。
すると翌日。
元のようにイボができていたといいます。
このとんがらし地蔵。
カラカッタのでした。
・カラカッタ=からかった=辛かった




