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1223 二人坊主
二人坊主という妖怪がおります。
福島県喜多方市に伝承があり、死んで極楽に行くような善良な老人が死んだ際、二人坊主はその葬儀の場に本物のお坊さんと一緒にやってきたといわれています。
葬儀に参列している者たちには、お坊さんが二人いるようにしか見えませんが、片方のお坊さんは偽者の坊主であり、聞こえるお経は一人分しか聞こえなかったといいます。
お経が終わって、この坊主に油や豆を渡すと、嬉しそうにニターッと笑って受け取りました。
帰りは鎮守の森に消えるといわれ、二人坊主が消えたあと、道にはカラスの三又の足跡が残っていたといいます。
この二人坊主。
人から食べ物をもらうのにクロウをしていました。
・クロウ=苦労=カラス(クロウ・Crow)




