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1209 アゼハシリ
アゼハシリは憑き物の一種で、これは佐賀市に次のような話が伝わっています。
その昔。
巫女が稲荷降ろしや死霊の呼び出しをしているさなか、それらとはまったく関係のない、いわゆる霊界では位のない狐狸が、まちがって降りてくることがありました。
この狐狸に憑かれた者は奇妙な格好をしたり、また行動をとったりするようになるのですが、そのことをアゼハシリと呼んでいました。
これをなぜアゼハシリと呼ぶのかは、狐狸が畦道道を走ることから、そう呼ばれたのではないかといわれています。
このアゼハシリ。
狐狸以外の獣であっても、いつもまちがって降りていると、そのうちどんな獣もしだいにコリてくるのだといいます。
・コリ=狐狸=凝り
・稲荷降ろし=稲荷神を守護神としてまつり、稲荷下げ・稲荷降しと称される託宣を行うこと




