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1205 七竜の蛇
七竜の蛇は、京都府京丹後市に次のような話が伝わっています。
その昔。
ある旅人が塩江村と磯村の間の峠道を登り、峠の頂上で休憩していると、そこへ小さな白蛇が近づいてきました。
旅人はいたずら心で、手にしていた煙管で白蛇の頭をコツンと叩きました。
すると白蛇はたちまち杖のようになり、棒のようになり、さらに電柱のようになり、しまいは一抱えもある大木のようになって、旅人をあっという間に呑み込みました。
それ以来。
人々はこの白蛇を「七竜の蛇」と呼んで祀り、棲み処である高天山の大穴の前に卵を供えて願掛けをするようになったといいます。
この七竜の蛇。
下手にからかうと吞んでかかってきました。
・吞んでかかる=相手を過小評価して威勢のよい態度をとる




