強敵現る
淋洸堰軍団と、桂が谷軍団らが、同じ敵とする最強最後の人間極悪兵器と呼ばれる『木常稲子 きつねいなこ』の事を語っておかなければならない。木常は、隣県の北九州市小倉に本社を構える『木常興産』と言う年商二百兆円と言う大会社の女社長なのだが、機あらば淋洸堰壊滅を目論んでいる恐ろしい女なのだ。木常が何故、そんなに淋洸堰に強い恨みを抱いているのか分からなかったが、今インターネットを検索してみると、話しはこうだった。木常稲子は小さい頃に、小郡駅で買ったドラ焼きを持って淋洸堰を歩いていた所、石につまづいてコケてしまい、しかも顔を打ち、その時にコロコロ転がって川に落ちたドラ焼きを拾いに川へ降りたのだが、すでにハヤやフナに食われており、その時に受けた屈辱と怨恨が木常を復讐の鬼にさせたと言う事なのである。しかも木常興産は、核兵器を所有しているらしく、淋洸堰を目がけて核弾頭ミサイルを撃ち込んで、小郡から地球のコアを貫いてアメリカまで貫通する大穴を開け、淋洸堰の水を一滴残らず抜き取ってしまおうと言う恐ろしい計画を立てている事が発覚した。これに待ったをかけたのが、我らが日本のアインシュタイン・IQ五千を誇る超天才児・隠れたハリウッドスター・燃えるレッドカーペット・顔のいいタケシ少年だった。何しろタケシは自らを、『絶核家』と呼ぶほどの高き理想を持った非常に顔も良ければ、性格もいい美少年なのだ。(絶核とは、絶対に核兵器廃絶の略。広島長崎の苦しみを確実に後世に伝承する、二度とホロコーストの悲劇を繰り返さない、核兵器保有は如何なる場合でも認めない。これらの考えを、総称して言います。著者の造語です)こうしてトータスとタケシは、お互いの紹介をするうちに、心まで完全に通じ合えるようになった。
「へぇ、桂が谷軍団って、そんなに沢山の兵が居るの…本当に凄いんだなぁタケシって。カッコいいし、顔もいいし」とトータスは、心にもないお世辞を言った。(笑い)




