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ガチ恋オタクが目覚めると推しそっくりのアイドルに  作者: うつくじ


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8/13

お休み

初めてのライブが終わり打ち上げに行くことに

 『Seppワンマンライブお疲れ様!!!!!』

 打ち上げで食べた焼肉が今まで食べた焼肉の中で1番美味しかった。

 「チケットも完売しましたし、グッズもほとんど完売。その上配信チケットも結構売れて本当に大成功」しょうこは嬉しそうに話す。

 「ここまで頑張ってよかったよ〜」泣きながらさやかは言い、みんな感情的になって感想を話していた。

 「ゆみちゃんもよく頑張ったよ…記憶喪失になった時はどうなるかと思った…」みずきは泣きながら言う。

 「みんなが支えてくれたからだよ。これからも頑張るからこれからも一緒に頑張ってほしい」

 みんなで泣いた。泣きながらしょうこが「1ヶ月前にあんな事があったからどうなるかと思ったけどよかったです」

 「あんな事?」不思議に思っていると「過去のことだから気にしなくて大丈夫ですよ」まゆが言う。



〜2時間後〜 


 「いっぱい食べた!満足!満足!」「本当美味しかったね」「また、行きましょう…」「ね、またみんなで行きたいですね」そう会話をしてお開きになった。


 「どう緊張した?」帰り道しょうこが聞いてきた。

 「すごく楽しかったです。アイドルって最高だなと思いましたし、これからもっと頑張りたいと思いました」

 「何か思い出した」「何も思い出せてないです」申し訳なさそうに言うと「全然大丈夫です!何も思い出せなくてもゆみさんほどの逸材ならアイドル続けられると思います」しょうこが笑顔で伝えてくれて嬉しかった。

 

 一宮ゆみになってから2週間やっとメンバーになれたような一宮ゆみになれた気がした。

   

 家に着くとしょうこが「あ、九州の旅行のチケット取っておいたよ」

 「あ、ありがとうございます」ライブですっかり忘れていた。

 「明日の17時に空港から飛行機出るからよろしくね」

 「え?」急なことで驚いてると「あと心配だから私もついて行くからね」しょうこはそう言い残して自分の部屋へ行った。


 ライブの余韻と明日ついに地元に帰ることが急遽決まったことで複雑な気持ちになったが疲れもあったおかげか熟睡できた。


 次の日、ぽあぽあして目が覚めないまま起き上がった。

 浩介がご飯を用意してくれてたのでそれを食べて、まったりしているとしょうこが起き上がってくる。


 「ゴホ、ゴホ、ごめん体調悪くなっちゃって代わりについていける人いるかメンバーさんに聞いてくれない?」しょうこは咳をしながらふらついていた。

 「大丈夫ですか?休んでください。1人でも大丈夫ですから」「ダメ、記憶喪失なんだから1人で行くのは危ないよ」そう心配そうな表情を向けてきた。

 「わかりました。なので早く寝てください」しょうこを寝かせてからグループラインで送ってみる。

 「誰か私と今日の17時から九州に行ってくれる人はいませんか?」

 1番最初に返信が来たのはさやかだった「ごめん私実家の札幌に帰ってて」次は「惜しい、私はこれから沖縄行くの!」きいが返信をくれた。

 みずきは「ゆみちゃんごめん…お母さんと出かける約束してて…」と返信が返ってきた。


 みんなせっかくの休みだから予定あるよなぁ1人ダメというならまた今度にしようかなそんなことを考えていると「何泊ですか?」まゆから返信が来た。


 「1泊の予定だよ」「わかりました。15時半に空港でお願いします」「ありがとう」

 まゆが神様に思える。感謝で気持ちがいっぱいになった。


 今思い返すと野口勇人として生きてた時は人への感謝を全然してなかったなと今更だけど反省した。

 

 準備している最中久しぶりに会ったとしても家族になんて話すかそのことだけを考えていた。

 俺はもう野口勇人ではなくて、一宮ゆみだ。何を言えばいいのか何もすればいいのかわからない。でも久しぶりに家族に会いたいその気持ちだけで九州に行くことを決めた。


 家を出て電車に揺られて40分ぐらいで空港に着いた。


 待ち合わせのところについて10分ぐらいだった時に「ゆみさんお待たせしました」 「全然大丈夫だよ」


 「九州って言ってもどこ行くですか?」「宮崎県に行くよ」「初めて行くので楽しみです」嬉しそうにまゆは言った。


 まゆは飛行機に乗ってる間色んな話をしてくれた。

 「ゆみさんと遊びにいけるなんて夢のようです。しかも泊まりで」まゆは嬉しそうにしている。

 「前までゆみさんと話す機会が少なかったので色々質問してもいいですか?」「私記憶喪失だから何か聞かれてもわからないかも」「あ、確かにすみません」少し申し訳なそうにしているまゆに「大丈夫だよ。まゆちゃんのことを聞かせて」そう言うとまゆは嬉しそうに楽しそうに自分のことを話し始めた。


 「じゃあ私がゆみさんに出会った時の話しますね」

 まゆは過去の話をしてくれた。

 中学生の時不登校だったまゆは特にやりたいことも無く、生きる希望も無く、将来の夢もなかった。

 そんな時にSNSでbibiのライブを見てアイドルをやりたいと思ってbibiに入りたいとDMを送り、しょうこと面談して加入することが決まった。

 「今は通信で高校通いにながら一人暮らししながらアイドルしてます。」

 「本当に今が楽しくて、ゆみさんのおかげで人生が変わりました。ありがとうございます。」

 その話を聞いて思わず泣いてしまった。

 「まゆちゃんの憧れで居続けられるように私これからもアイドルがんばね」「はい、期待してます」まゆは笑顔で言った。

 

 飛行機で2時間ぐらいまゆはたくさん話してくれた。

 まゆと話していると楽しくてあっという間に時間がすぎて人気な理由がわかった。


 飛行機が着陸して降りるとなった時に「ゆみさんといるとなんか落ちつきます」ちょっと恥ずかしそうにしているまゆに「かわいい…」と言うと顔を赤くした。


 宮崎に着いたはいいがいきなり実家に行くわけにも行かないのでどうするか悩んでると『野口勇人を探してます』というアカウントを見つけた。

 そのアカウントを見ると今日宮崎駅で家族がビラ配りをしていることを知って駅に向かうことを決めた。

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