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ガチ恋オタクが目覚めると推しそっくりのアイドルに  作者: うつくじ


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13/14

楽しい時間

オフを満喫して久しぶりのレッスンがはじまった。

 「もーむりだー」大の字で寝っ転がる。

 久しぶりのレッスンやっぱりキツイ。

 今まではキツイレッスンが嫌だったがあのライブの光景、特典会、SNSで反応してくれるファンの子たちのことを考えると苦じゃなかった。


 「1週間ぶりのレッスンでキツイと思うけどみんながんばろう」さやかが励ます。


 3時間のレッスンが終わり、自撮りを撮ってSNSに「レッスン終了今日もがんばりました!」ツイートするとたくさんのいいねや「お疲れ様!」「かわいい」などのリプがきて疲れが吹っ飛んだ。


 明後日ファンのみんなに会えると思うと楽しみな幸せな気持ちのまま寝ることができた。


 次の日は新曲のMV撮影で朝早かった。

 「ゆみさん早く起きてください」まゆに叩き起こされた。

 「おはよう」そう言うと「朝ごはん用意してるので早く食べて早く準備してください」まゆはちょっと怒りながら手を引っ張ってリビングへ連れてかれた。

 まゆが用意してけれた朝ごはんが美味しくてゆっくり食べていると「早くしてください」まゆに急かされた。

 時間を見るともう出る時間で急いで準備をして家を出た。

 「ゆみさんのせいで遅刻しちゃいますよ」「ごめん」走りながら謝って駅へ向かった。


 朝早くから夜遅くまでずっと撮影をして疲れた。

 だけど撮っている最中カメラマンにたくさん褒められて自己肯定感がすごく上がった。

 SNSでMV撮影していることをツイートするとファンのみんなが反応してくれて嬉しかった。


 こんなにアイドルは楽しいのか、アイドルという職業は最高だとそう思った。


 家に帰って寝る時にもアイドルって最高だなそう思った。

 疲れていたが明日のライブが楽しみすぎてあまり寝れなかった。


 昨日はまゆに朝ごはんを作ってもらったから今日は俺が作ってまゆを驚かせいようと早起きした。

 

 料理をほとんどしたことなかったからお味噌汁と目玉焼きを作った。

 まゆが起き上がってくると「これ作ったんですか?すごい」全然上手くない見栄えも悪いご飯を褒めてくれて嬉しかった。


 メイクをまゆに教えてもらいながらやってみたが全然上手くいかなくて結局まゆにしてもらった。

 「ごめん」「全然気にしないでください」天使のような笑顔で言ってくれて好きになりそうになった。


 衣装やメイク道具、ヘアアクセなどを入れた大きいバッグを持って会場へ向かった。


 楽屋に入り、メイクを整えて、衣装に着替えて、ヘアメもして準備万端。

 ここに来るまでは楽しい気持ちしかなかったが出番近くなのとどんどん緊張してきた。

 「緊張してる…?大丈夫だよ…」みずきが手を握ってくれた。


 「1週間ぶりのライブ最高のライブにしましょう!!」ステージ袖で円陣を組んでさやかが言う。

 ライブに出る直前にしょうこが「どんなことあっても挫けないことそれが大切ですからね」耳打ちしてきた。


 SEがかかる。ステージに出て名前が呼ばれて振り返る。

 パッと見た瞬間にワンマンライブとは全然違う景色があった。

 最前はほとんど下を向いてスマホいじっている。最前以外も会場の1/4ぐらいはスマホをいじっていた。

 ペンライトを振っている人もほとんど他メンバーの色で一宮ゆみのメンカラであるピンクのペンライトを振っている人を見つけることができなかった。


 この後のことはあまり覚えてない。ちゃんと歌えたか踊れたいたかちゃんとパフォーマンスできたのか何も覚えてない。

 前を向くのが苦しかった。フロアを見るのが苦しかった。

 耐えれなかった。苦しかった。アイドルに幻想を見過ぎた。いいところしか知らなかったし見てなかった。


 楽屋に戻ってメイクを整えて、気持ちを切り替えろ自分に言い聞かせて特典会に出た。

 だが並んでくれてたのは4人だけだった。

 前のワンマンライブにも来てくれた、さきちゃんやワンマンライブに来れなかったファンの子などが並んでくれてた。

 その後、新規の子が3人来てくれたがこの日はチェキを撮ってくれたのは7人だけだった。

 ほとんどがチェキを撮る人がいなくて周りのメンバー見てるしかなかった。

 悔しかった。苦しかった。辛かった。

 特典会の時間が終わってすぐに帰る準備をして他のメンバーよりも先に家に帰った。

 帰りの電車で泣いた。家に帰ってすぐに部屋に引きこもりなき続けた。

 そのまま寝落ちて起きたら朝になっていた。


 朝起きリビングに行くとまゆが朝ごはんを用意してくれた。

 「ゆみさん色々あると思いましけど切り替えてください!そういう日もありますよ」励ましてくれた。

 「ありがとう」そう返すことしかできなかった。


 まゆがメイクをしてくれてまゆが行く準備をしてくれた。自分では何もできなかった。やる気ができなかった。


 ライブハウスまで行って楽屋に入る。

 切り替えようそう言い聞かせることしかできない。

 「まゆちゃんごめんね切り替えるね」そう言うと「がんばりましょう」笑顔で言ってくれた。


 ステージに向かう。ステージ袖に立って待機する。

 SEがかかる。昨日の光景がフラッシュバックしてくる。ドキドキしてきてクラクラしてきて意識がだんだん遠くなっていくのがわかる。

 立つのもしんどくなって、ステージに向かって一歩目を踏み出した時に意識が飛んだ。

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