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家族の中の不安

次の日、今度はお父さんの運転する車で、病院へ行った。ここらへんで一番大きい病院へ行くと言ったら、仕事を休んでくれた。お母さんは、私の隣に座って、手を握ってくれていた。握っていた手は、小さく小刻みに震えていた。みんな不安なんだ。そう思うと、少し楽だった。昨日、家に帰ってから脳神経内科について調べてみた。そこで、一つ分かったことがある。

「脳神経内科に紹介された=脳の病気」

ではないらしい。脳神経内科は、脳だけじゃなくて、脊髄・末梢神経・筋肉などの神経筋疾患も診ると書いてあった。「そう言えば先生が脳神経内科の説明をしていた時に言っていたな。」と思う。病院を勧められたことがショックで何も聞いてなかったせいだ。


20分後 病院に着いた。

中に入ると、思ってたより綺麗で、広かった。

近くの小さな整形外科と違って、たくさんの科が集まっていて、とても混んでいた。その中から脳神経内科を探して、番号札を取る。番号が呼ばれるまで、水色のソファーに座って待つ。

「179番」

呼ばれた!もしかしたら、原因が分かるかもしれない。知りたくないけど、知りたい。矛盾だけど、矛盾じゃない。だって、どっちも本心なんだもの。騒ぎ立てる心を鎮めるために深く深呼吸する。

「失礼します」

私は勇気を出して、診察室に飛び込んだ。

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