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分からない方が嫌
今度の先生は女の先生で、夏希先生と言った。
診察は、整形外科でやった検査と、初めてやる検査があった。問診をやった後は、筋力検査、握力測定、腱反射、感覚検査、筋肉の観察、歩行・動作確認、血液検査をした。次々と流れるように検査が行われていって、診察は思ってたより、時間がかからなかった。ただ、右手の握力は、24kgから16kgに下がっていた。何でだろう、いつの間にか私の中で、不安より、「原因が知りたい。」という気持ちが、少しずつ強くなっていった。
「血液検査の結果は、2日後になります。結果によっては、追加の検査をする場合もありますので、時間に空きを作ってから、また2日後に来てください。」
今度の2日間は前回より不安でいっぱいにならなかった。でも、でも、やっぱり、シャーペンを持つ気にはなれなかった。
「血液検査検査結果に大きな異常は見当たりません。」
また、分からないのか。「残念」って思った。
先生は続けて、
「神経と筋肉の働きを詳しく調べるために、筋電図検査をしましょう。」
と言った。
新しい検査がどんどん出てくる。
でも、治るなら、たくさん検査しても良いと思った。
早く、元に戻って欲しい。そう心から願った。




