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一人でいる事に慣れてきてしまった。
聞きたい。そう思うのは確かだ。
だけど、先生のあの様子。
「澪ちゃん」って名前を聞いた途端に、時が止まったかのように先生は、ピタッと止まった。
あれは絶対動揺だ。
澪ちゃんに何があったのだろうか。
最後にあった日の澪ちゃんの表情を思い出す。
少し、寂しそうな目をしていた。
そして、次に初めて会った日を思い出す。
食堂でたまたま会った。隣に座った。
何気ない事で、こんなに大事な友達になれた。
そういえば、あの日澪ちゃんは、
「もう何回来てるか分からないや。」
そんな事を言っていた。
入退院を繰り返してるってことも。
もしかしたら、退院してしまったのかもしれない。
でも、澪ちゃんはそれを言わないだろうか。
それで、先生はあんなに動揺するだろうか。
何かが、私の中で引っ掛かる。
そう思いながら食堂へ向かう。
もしかしたら、今日こそは、澪ちゃんに会えるかも。
そんな期待が、毎日段々と薄れていくけれど、それでも、まだ私の中に希望がある。
今日はなんのメニューにしよう。
洋食?和食?迷うな。
また、一人でいる事に慣れてきてしまった。




